コマジェは、水冷エンジンなのに、付いてるのは水温上昇警告灯のみで、
水温計はありません。
特別チューンしている訳でもなく、必要無いと言えばその通りかも知れ
ませんが、夏場でもあまりファンが回らないし、故障なのかどうか判断
したかったのと、暖気運転終了の目安が欲しかったのです。
また、水温上昇警告灯も、センサ不良となれば点きませんし、水温計を
併用することで、的確に水温を把握出来ると思って付けました。


水温上昇警告灯は、水温が120℃に達すると
点灯します。
水温マークの隣に、三角マークが表示され、W
ARNINGランプが点灯します。
(画面はハメ込み合成です)
水温計が無いと、異常なのか、誤報なのかの判
断は難しいです。

二輪用として出ている水温計(デジタルが主)
は、センサも含めると1万円近くにもなってし
まい、マルビな自分にとっては、躊躇していま
したが、4輪用の水温計は、センサも付属して
いて安いのに目を付け、今回はAuto Ga
ugeのEL照明電子水温計をオークで格安ゲ
ットしました。
4輪用ですが、センサはPT1/8サイズで、
二輪にも使えます。
問題と言えば、震動による耐久性と、非防水性
があります。
仮に壊れても安いのでまた買えば良いかな?
結局高く付いたりして・・・(-。-) ボソッ
今回のAuto Gaugeは、本物?のコピーのコピーみたいです(^。^;)。その分安いんです
けどね(^^)。
精度とかが疑問視されている様なので、取付前に仮設電源に接続して、精度の確認をしてみまし
た。
お湯の温度は、棒温度計で「50.5℃」。で、水温計はと言うと・・・「50℃」。
全然問題は無いようです。(^^)

水温計の裏側です。両端の太いねじは、パネル
等へ付ける場合のステー固定用です。
電球式のバック照明の場合は、一番上に付いて
るみたいですが、今回はEL照明式なので、ゴ
ムプラグがしてあり、電源コードが出ています。
下3つの端子が接続端子です。左からセンサの
+線(赤線)、グランド(アース)、ゲージ用
電源の+線を接続します。
詳しいマニュアルは、ココです。
(全部英語表記です(^。^;))

端子とケーブルは、かしめた後ハンダ処理にて
確実に接続しました。
水温計には、付属のワッシャーとナットで固定
します。
振動で端子が緩まない様に、ネジロック剤を使
いました。
水温計の取付位置を考えたのですが、ノーマルハンドルなので、メーター回りに付けることは困
難なのと、仮に付けたとしても、見にくくなってしまうので、定番な?ミラーステーに共締めで
付けることにしました。
現物合わせで、図面を書き(書く程の物ではないけど)、会社にあった3mm厚のアルミ廃材よ
り切り出して作りました。(実は失敗の繰り返しで、3つ目にして成功しました(^。^;))
素材のままだと品が無いので、フラットブラッ
クで塗装しました。
アルミの上に塗装しても剥がれてしまいますの
で、下地にプライマーを塗ってから塗装します。
ブラケットベースを付けるとこんな感じ。 裏側に少し出たネジは、ネジロック剤を付けた
袋ナットでカバーしました。

ホルダーは、カップ型をチョイスしました。
一応、Auto Gauge用です。
こんな感じに取付完了しました。

水温計外周に、付属の抜け止めリング(正式名
称忘れました(^。^;))をはめます。
向きがあります。見て分かりますかね?。
抜けて来ない向きで付けます(^。^;)
ハイ、取付完了しました(^_^)v 裏はこんな感じです。

センサの取付場所ですが、普通はアッパーホー
スの途中にアダプターを割り込ませ、そこに付
けるのが正しいのですが、抜けた分の冷却水も
補充しないといけないし、面倒なので結構して
いる人もいる水温警告用のサーモスイッチを外
して、そこにセンサを付けることにしました。
当然警告灯機能は死にます。

しかーしっ!!。問題発生しました。エンジンコントロール異常が点灯し、エンジンがかからな
いのです。かかったとしても、とてもアイドリングが不安定で、今までの調子とは全く違うもの
になってしまいました(T^T)。
色々調べた結果、自分のはFI車ですので、これはサーモスイッチではなく、サーモセンサだっ
たのです(^。^;)。

エンジン水温信号がなくなったので、異常を来した様です。
FI車の水温上昇警告灯は、コンピュータで水温上昇を判断して点灯させてる様です。
よって、この方法での取付は断念。通常のアッパーホースへアダプタを取り付けることに計画を
変更することになりました。
コマジェに合うアダプターサイズは、φ17のタイプです。数件お店を回りましたが、在庫がな
く通販で買うことに。(~ヘ~;)ウーン、高かった・・・。
デイトナ製のアダプタです。品番41724で
す。
ホースに取り付けてしまってからだと、センサ
を確実に締め込むのが難しくなるので、先にア
ダプターにセンサーを取り付けておきます。
センサーのネジ部に、シールテープを巻いてか
ら取り付けます。
ラジエータ側を外すと、サイフォン現象で大量
に冷却水が出てしまうので、エンジン側を抜き
ます。受け皿は必須アイテムです。
緑のものが、クーラント(冷却水)です。まだ
明るい色をしてましたので、劣化はしていない
様です(^。^;)。劣化が進むと、色が薄くなった
り、変色して来ます。
完全に出なくなるまで、ホースを下に下げて抜
きます。
ラジエータキャップは付けたままです。
サーモスタット出口よりホースを外します。
ココしか外せる箇所がないので、迷わないと思
います。
冷却水が、プラグにかぶらない様に、ウエス等
で覆っておきます。

エンジンに近い直管部にアダプターを付けます。
予め、アダプターの入る分だけマーキングして、
ハサミで切り取ります。

※このホースはアッパー側(戻り)です。間違
 わない様に。

管内のエアーを抜け易くする為、センサー部を
下側にして
取付ます。
センサ部を上にしてしまうと、空間に入ったエ
アーを抜くことは困難ですし、水温検知にも誤
差が生じる可能性があります。
ホースとの接続はかなり固いです。抜けた冷却
水をアダプタに塗って接続すると、比較的入り
易くなります。

接続箇所は、付属のバンドでしっかり止めます。

全ての結線をします。動くところ、振動する所
はゆとりを持って。
最後に減った分の冷却水を入れます。水道水を直接入れてしまうと、クーラントの濃度が下がり、
意味がなくなりますので、必ずクーラントを補充します。
ラジエータの吸水口口元まで入れたら、アッパーホースを良く揉んでエアーを抜きます。
ラジエ
ータキャップを外したまま
エンジンを始動させ、冷却水が減ったらまた口元まで入れます。
数回この作業を繰り返してエアーが出なくなったら、ラジエータキャップを付けて、リザーバー
タンクの中間位まで、クーラントを入れておきます。
微細なエアーは、自動的にリザーバータンクによって置換されます。
各部の漏れや、冷却水の量に暫くの間注意して下さい。

夜間は、こんな感じになります。

取付後、暫くの間アイドリングのままでいると、80℃位まで上がりま
すが、その後の上昇は見られませんでした。
一般路を試走しましたが、外気温が低いのもあって、60℃で安定状態
でした。(本来は80℃位が良いと言われている)
少し、オーバークールぎみです。
今まで、アイドリングが下がったら発進していましたが、その時点での
水温はまだ40℃そこそこです。60℃くらいまで上がるには、数分必
要でした。
FIは、水温も見て燃調していますので、ある程度オーバークールであ
っても、走りは快適です(^^)。
ファンは、100℃位で運転する様なので、殆ど回らない訳ですよね。
(^。^;)

メータホルダがプラスチック製のこともあり、単気筒独特の強い振動で
かなり揺れます・・・。なんとか出来ないか、今後の検討課題です。

参考データ
◆クーリングファン   98℃±3℃でON、 91℃でOFF
◆水温上昇警告灯   120℃±3℃で点灯、113℃で復帰

コマジェ水冷システムについては
このアイコンをクリック。
(pdfファイル 10KB)



メーターホルダー交換
2011.06.

経年劣化により、メーターホルダーの付け根が割れて皮一枚になってしまいました。
やはり、振動が一番の原因でしょう。一番力のかかるとこですから。
元々車用のメーターホルダーなので、振動や屋外使用のことなどは、度外視設計に
なっているんでしょうね。

それでも、数年は耐えてくれたのでヨシとしましょう。

縁側でかろうじて繋がっています。ギザギザのある方が、メーター面になります。
奥側にある穴は、ケーブルが通る穴です。
今回も樹脂製メーターホルダーをヤフオクで
購入。〒込みで1000円でした(^_^)

φ52メーター用ですが、内径が結構大きく、
そのままではブカブカです。標準的な取付方
法は、ホルダーに付属している両面スポンジ
テープがメーター固定と隙間調整を兼ねるみ
たいです。

でも将来、また脱着のことを考えて、隙間は
ビニールテープを巻いて調整。今までのメー
ターに付いていた抜け防止ゴムリングを付け
て固定しました。

今回のホルダーは、今までのものよりも少し奥行きがあります。それと取付ベースの所が
360°回ります。それも段階的にカクカクと回るのではなく、クルクルーって感じで回
ってしまいます(^^;

バイクに付ける場合、この機能が怪しいです・・・様子見てダメなら回転しない様に瞬間
接着剤で固定しちゃおう(^_^)

ベース部のサイズや固定ねじ穴の位置も違うので、取付ベースの製作し直しを考えたけど、
面倒なので小加工して付けちゃいました(^_^)

今回のホルダーは、取付部の面積が大きいので、結構振動に耐えれそうです。