ディスクサンダーのメンテ 2台目



1台目のディスクサンダーは、スタンドに取付けたままなので、自由に使える2台
目を購入しました。使い込む前に1台目同様、分解整備をしてみました(^^)

2台目のディスクサンダーです。たまたま期間
限定価格だったので半値程度で購入できまし
た♪

コーナンブランド LIFELEX KM-550

※写真はKINGMAXと書いてありますが、購入し
 たものはLIFELEXと書かれています。

主な仕様は、
AC100V 50/60Hz 550W 5.8A
定格時間 20分
無負荷回転速度 約11,000min-1 (固定速)
コード長 2m
重さ 1.7kg
適合砥石 外径100mm、内径15mm
1台目とは違いギアハウジングカバーは金属製
です。ただ、アルミダイカスト製の様で、ねじ
を締め過ぎると簡単にバカにさせてしまいそう
です。

カバーを止めているねじは、M4-16のアプセッ
トでしたが、曲がっている様だったので、手持
ちの同サイズ同仕様のねじと交換しました。

一見綺麗そうですが、うまくごまかしている感
じはします・・・価格による所ですかね。

まっDIY用途で販売されているモノなんで、素
人さんは気にしないところでしょう。
ギアカバーを外したところです。

さすが新品、綺麗です。綺麗過ぎてグリースが
見えません><

このディスクサンダーも、必要部分にグリース
が塗られていませんね。

きっと機械充填なんですかね・・・ピュッと入
れてそのまま閉じちゃうみたいな。

コレで運用しちゃうと、ギヤが焼けてグリース
の色も茶色に変化します。

一度除去して新しいグリースを必要部分に塗る
必要があります。

この部分には、曲がりば傘歯車が採用されてい
ます。普通の平歯車と比べて、歯長が長いので
強靭であり、また歯の根本から先端に向けて順
番に噛み合って回るので騒音を低減する目的
でも使用されます。
リングギアと出力軸は軸用スナップリングで固
定されていますので、軸用スナップリングプラ
イヤーを使って外します。

リングを飛ばさないように指を添えながら…

リングギアを抜くと軸受が見えます。

出力軸の先端をハンマーで軽く叩いて行くと軸
受から出力軸が抜けます。

軸受はプレートで押さえられているので,ねじ
を3本外してプレートを外します。
軸受のプレートを止めているねじ、工場でオー
バートルクで締められたみたいで、頭の変形が
酷いです。まっ素人さんには分からない所です
からね(^▽^;)

今後のメンテのことも考えて、M4-8皿ねじに付
替えました。

これでよく外せました。我ながら関心(^^)
簡易ベアリングプーラーを使用して古い軸受を
外しました。
元々装着されていた軸受は、6000RSLと言うも
のでした。

新品ですが、やはり騒音と振動が大きいような

今回もNTN製にしました。
6000LLBCM/5K 22年3月製と新しい軸受でした

この軸受にはシールドが付いています。
両面ゴムシールの非接触型です。

新品の軸受を圧入する前に、外側面にかじり防
止の目的でモリブデングリースを薄く塗ってお
きます。

19mmのソケットがピッタリだったので、それを
当ててハンマーで少しずつ圧入します。高い音
に変わったら圧入完了です。
分解完了しました〜♪

半月キーなど細かなパーツがあるので失くさな
いように…
グリースは、今回も高温部に適したウレアグリ
ースにしました。

必要な箇所に必要なだけ塗布して組み立てまし
た。塗り過ぎは遠心力で飛び散るだけで勿体な
いです。
おまけ
グリースを塗ってたらここのベベルギアが写真
左にスライドした瞬間、半月キーがポロっと
>< モータ軸に打ち込まれているのかと思っ
てましたが、まさかのキー経由とは。

このままだと当然モーターの回転はベベルギア
に伝わりません。

軸のキー溝は見えるんですが、ベベルギアのキ
ー溝は見えないので少しずつ位置を変えて回し
てたらスッと入りました。

いやー大変でした。

組み立て後に運転してみたら、もの凄く静かになって振動も少なくなりました♪