エンジンオイル交換



中古車なので、いつオイル交換したのか分かりません。納車から1000km走っ
たので自分としての「初回」オイル交換をしました。
これでオイル管理が出来ます(^^) 基本は、年2回交換で行きます。

オイル交換に必要なパッキン類を揃えておきま
す。

オイルフィルターを交換しない時は、中央と右
のOリングは不要です。
まず、3分程エンジンをかけて暖気して停止、その後更に3分待ってから作業開始です
まずは右側にあるオイルフィラーキャプップ周
囲を掃除してから外します。これは基本ですよ
ねー(^^)

もしオイルを抜いちゃった後で、ここを開けよ
うとして硬くて開かないなんてことになったら
運転出来なくなっちゃいますもんね。

確認の意味でも、給油口を先に開ける癖を付け
ましょう(^^)
続いて左側にあるドレンボルトを外します。
いやー固かった。外れる時パキッって音がしま
した。締め付けトルク管理はされていない様で
す。

ドレンボルトを外すとオイルがドバーって出て
来ます。

いやいや、真っ黒です~
ドレンボルト中央にマグネットが仕込んである
感じですが、磁力は弱かったです(^^ゞ

ドレンボルトサイズは、
M14-P1.25 L20(mm)です。
オイルが抜けるまで、エンジンオイルについてのうんちくを(^^ゞ

だいたいの人がオイル交換で真っ黒になったオイルを見てキタネーって思うんですが、汚い=
ダメってことでは無いんでよね。エンジンオイルの作用としては、

1.潤滑・減摩作用
2.密封作用
3.冷却作用
4.洗浄分散作用
5.防錆防食作用

があります。オイルが汚れるのは、4の洗浄分散作用によるもので、燃焼中に発生するカーボ
ンやスラッジをエンジンオイルに吸収して分散させ、エンジン内を綺麗にしているんです。
オイルに吸収されたカーボンやスラッジがオイルを黒くしている訳です。

もし、綺麗なオイルの状態が長い場合、もしかしたら良いオイルではないかも知れないですね

エンジンオイルはどんどん汚れを取り込んで行くので、定期的に交換することが大事なんです

そろそろ、オイルが抜けた様ですので続きを(^^)
今回はオイルフィルターも交換します。
オイルフィルターカバーを外します。3箇所の
ボルトを抜いて行くと、更にドバッとオイルが
出て来るので、受けなどで備えましょう(^^ゞ

※写真は再利用です(^^ゞ
オイル流出が収まって来たらオイルフィルター
カバーを外します。

オイルフィルターがありますので、手前に引い
て外します。

指が太かったりオイルで滑ってうまく掴めない
時は、マグネット等を使って引くと良いと思い
ます(^^)
オイルフィルターを外したら、奥にある小さな
Oリングを外します。ここは交換しましょう。

このOリングが劣化してしまうと、せっかく綺
麗になったオイルと、汚いオイルが混ざってし
まうことになります。
新品オイルフィルターです。今回はデイトナ製
です。

オイルは、フィルターの外側から入り綺麗にな
ったオイルは内側から出ることになります。

よって穴の開いた方が奥側になる様に取付けま
す。

まぁ逆には付かない様にはなっていますが。
オイルフィルターカバーの内側、写真では既に
外していますが、この周囲の溝部分にあるOリ
ングも交換しておいた方が良いです。

Oリングには、薄くエンジンオイルを塗ってお
きましょう。

オイルフィルターカバーは、三角マークがある
方が下になります。
後は逆手順で組んで行き、オイルを入れて完成です。

ドレンボルトのパッキンを入れ替えて取付けますが、締め付けトルクは23N・mなんでそん
なに固く締める程ではないです。

オイル容量は、オイル交換時が1200ml、オイルフィルター交換時が1300mlです。
自分の場合、更に50ml程度追加しました。計量誤差かな?

オイル量は、点検窓で確認します。L-Fの間にあればOKです。

オイル漏れが無いか確認して周囲をパーツクリーナーで掃除して完了です(^^)

スカブには、オイルプレッシャーセンサーがあるのか、油圧が上がるまでエンジンはかからな
い様です。最初焦りました(^^ゞ



オイル交換から2週間が経ちました。で、洗車していて発見!

オイル点検窓に油面が無いんです。全部オイル(^^ゞ そう、前回の交換で入れ過
ぎてたみたいです(^^ゞ

「オイルフィルター交換した割には入るなぁ~」とは感じていたんですが・・・

取り敢えず、正規の量にするべく、10mlのスポイトを使って、給油口から吸
い出すことにしました。やっと油面が真ん中になりました。 ( -.-) =зフウー

どの位いの量入っていたか見るために、500mlの空ペットボトルに出してた
んですが、なんと250mlも多く入ってました。(ペットボトルの1/2)

これは、正規量の2割増しです。

ちなみに、スカイウェイブのオイル量は、意外と少なく、前車125と同じ12
00mlです。

まぁ倍までは入ってなかったから問題は無いと思いますが、それなりにエンジン
ロスはあったんでしょうね(^^ゞ



今の今迄、過去車も含めずぅーっとメーカー指定の粘度である10W-40を使用
していました。まぁメーカー指定なんで問題は無いんですが・・・

とあるバイク用品店のホームページを見たら、「冬季にはエンジンオイルの粘度を
変えてみませんか?」と言うフレーズが。

なんでも冬季に10Wは固いみたいで、油温が100℃になるまで流動性が悪かっ
たり、潤滑不足で油膜切れになったり、始動困難になったり、燃費悪化やパワーロ
スなどが起こるなどなど、悪いことばかり書かれています。

メーカーが指定している粘度なんだから、そんなことあるかとも思ったんですが、
確かにW側粘度を下げれば始動時のオイル巡りは良くなるかなと言うことで、その
用品店が推奨していたのと同じ5W-40に粘度変更をしてみようと思います。

自分はスクーターに関して言えば、単純にエンジンのみを潤滑する訳なので、コス
トの安い4輪用オイルで大丈夫だと考えます。しいて言うならスクーターの無段変
速は結構高回転域を多用するので、4輪用エンジンオイルでは高速回転時に於ける
潤滑不良が懸念されますが、表記に「ターボ車」と書かれているものであれば、問
題は無いと思います。理由として、タービンなんか最高で20万回転近くで回って
いる訳ですからね。さすがにスクーターで20万回転までは回りません。
常用回転数を考えると、8千回転も回れば十分な速度域になるでしょう(^^)
よって4輪用エンジンオイルでも十分守備範囲になっていると考えます。

※あくまでも管理人の個人意見です。信用する人は自己責任で(^^ゞ
前車からずっと愛用している4輪用エンジンオ
イルです。

モリドライブ レスキュー
SM 10W-40

特殊モリブデンとエステルが配合された部分合
成油です。

前車のエンジンを分解したことがあるんですが
シリンダー内面はとても綺麗で、傷など勿論あ
りませんでした(^^)
で、こちらが「冬季用」として購入した同じく
4輪用エンジンオイルです(^^)

カストロール GTX XF-08
SM 5W-40

スラッジ発生を25%抑制

値段がかなり安いです。ウワサだと3000k
mも走るとダメになる品質らしいです。まっ安
価な結果だと思いますね。

自分は殆ど通勤だけなんで、上記距離よりも先
に交換月になってしまいます(^^)

年2回、半年ごとに交換しているので。

冬季用とは言うものの、通年コレでも問題ない
かも知れません。高温側の粘度は同じ40なん
で(^^)
当然どちらの缶にも「二輪車には使用出来ません」の表記が・・・自己責任で
<(_ _)>

あっ、ギヤ車には使っちゃだめですよー。二輪車用を使って下さいね!