フロントサス・メンテ



フロントサスのメンテを行いました。
多分・・・一度もしていないんではないかと・・・

作業のきっかけはフォークのダストシールリップ部に細かい亀裂が生じていたので交換序にフォークオイルも交換しちゃいました。手間は同じですから(^^)

まずは、フロントライト周りを外します。
これでもメンテスペースは十分とは言えません
がなんとか始めます(^^)

前輪を外し、ブレーキキャリパ、ホースクリッ
プ、フェンダーを外します。

ディスクキャリパは本来吊ってホースに負荷が
掛からない様にしますが、管理人は静止放置で
す(^▽^;)
まず①のトップキャップを外します。次に②の
クランプボルトを外すとフォークが抜けます。

暫く抜かないでいると、クランプ部が固着して
いることがあり抜きずらい場合があるので、回
しながら引く様にすると抜けます。

トップキャップを外すには、17mmの極太六
角レンチを使いますが、皆がやっているM10
高ナットを代用してみました(^^) 六角ナット
の二面幅が丁度17mmです。値段は105円
(^^)

材質は鉄製(ユニクロ)とSUSがありますが
安い鉄製にしました。

※M10通常ナットは、二面幅16mmですの
 で使えません。
作業スペース的にそのままの長さだと使いずら
かったので、必要最低限の長さに高速切断機で
カットしました(^^)
高ナットをこうセットして・・・
17mmのソケットを付けて回します(^^)v

トップキャップにはスプリングの反発力が掛か
っているので外れたと同時に飛んで危険です!

しっかり押さえつつ回して外します。しっかり
押さえていれば、コクッて程度の反発で済みま
すよ(^^)
スプリングを抜きます。オイルが付いていて垂
れるので、よく落としてから布の上に置きます
自由長は、347mmでした。基準値は347
.6mmですので、ヘタリは無さそうです。
スプリングに上下の向きはありません。
抜いたフォークオイルです。
そんなに真っ黒って感じでは無かったです。
やはり走行距離が少なかったからでしょうね。

規定量301mlですが、抜けたのは290
ml程度でした。残り11mlは抜けなかった
量になります。
フォークを逆さまにして暫く放置して残油を抜
き切ります。
クランプ内面が錆びていたのでワイヤーブラシ
で掃除した後、薄くグリースを塗りました。
フォークをセットする際のカジリ防止にもなる
ので。
ダストシールの内側に薄くシリコーングリース
を塗ってセットします。
フォークをバイスに固定して水平を調整します
。水平状態でないと、油面調整が正確に出来ま
せん。
新しいフォークオイルです。

前車の余りオイルで、ヤマハ製です(^▽^;)

標準オイル粘度は#10ですが、手持ちは#1
5なんで、少々固めな味付けになります。

アバウトな量を入れます。最終的には油面で管
理するので(^^)

フォークをゆっくり伸縮させ十分にエアーを抜
きます。
油面はメーカー指定87mmですが、今回は8
2mmにして空気バネレートを上げてみました
トップキャップのOリングは漏れ防止の為にも
必ず交換しましょう。

Oリングには装着時のねじれ防止の為、フォー
クオイルかシリコーングリースを薄く塗ってお
きます。

スプリングを入れクランプへセットします。
フォークをクランプの奥に当たるまでしっかり
と入れてから②のクランプポルトを2本とも仮
締めします。

一人にフォーク本体を下に引いてもらいながら
①のトップキャップを本締めします。
締め付けトルクは、45N・mです。

次に②のクランプボルト2本を本締めします。
締め付けトルクは23N・mです。
**おことわり**

作業手順の一部を説明しています。他に細かな手順もありますが、表現上割愛して
います。