SFC互換機


20代の頃に友人達と沢山遊んだ「レトロゲーム」を、懐かしさからまた遊んでみよ
うかと今の友人が思いつき、まずはSFC本体を用意することから検討しました。
SFCの本体などは中古屋さんで現代でも入手できますが、画像出力仕様が当時コン
ポジットしかなかったので、HDMI端子しかない現代のTVで遊ぶには少々やっかいな
ことに気づきます^^; でっ、一度はコンポジットをHDMIに変換するアダプターを
考えましたが、5,000円程します。中古のSFC本体も程度や同梱物が揃っているもの
と合わせると総額1万近くになり、( ̄□ ̄;)ギョッって感じに・・・

そんな時ネット店舗で検索していると、SFC互換機の存在を初めて知りました!
その差も総額比で数千円だったので、新品SFC互換機の購入に転換しました。

数あるSFC互換機の中から友人が選んだのは、
Columbus Circle 16BIT POCKET HDMIです。

バッテリー内蔵なので車内や屋外でも遊べま
す。しかも、HDMIケーブルを本体とTVに繋げ
るだけで大画面で遊べます。また本体のモニ
ターサイズは7インチで、手持ちでも十分遊べ
ます。

ワイヤレスコントロールパッドが2つ同梱され
ているのでテーブルモードでも楽しめます。

ゲームカセットは本体上部から挿すので、遊
ぶ時は本体からカセットの上半分程度が出る
形となります。
注意点
HDMIケーブルを使用すると、出力音声が小さくなります。もしTVから音が出なかっ
たら、TVのボリュームをかなり上げてみてください。
本体にメーカーオプションの専用コンバーターを挿すと、SFC以外のゲームソフトも
遊べるようになります。
FC用 拡張コンバーター

これはFCソフトをプレイする時に必要になり
ます。

まずこれを本体に挿し、その上にFCカセット
を挿す形となります。
(上へ伸びる感じです)

重量バランスが崩れるので、手持ちより本体
を置いてテーブルモードで使うほうが楽です
GB用 拡張コンバーター

これはGBソフトをプレイする時に必要になり
ます。ただ、中古の任天堂の純正スーパーゲ
ームボーイでも同様にGBカセットをプレイで
きます。大きいですけど・・・

※スーパーゲームボーイの中古相場は、500
 円前後です。(2020年現在) 
MD用 拡張コンバーター

これはSEGAのゲームソフトをプレイする時に
必要になります。ただSEGAの中古ソフトは少
ないので需要は一定以下だと思います^^;
NES用 拡張コンバーター

これは海外任天堂ゲームソフトをプレイする
時に必要になりますが、これもまた需要は一
定以下だと思います。


SFCやFCのゲームソフトは既に生産が終了しており、ゲームをプレイするには手持
ちの物か、中古品を購入することになります。

ゲームカセットは1990年代のものが多いので、2020年現在で30年が経過しています
そのままだと接触不良も多く、また途中データセーブ用メモリの内部バックアップ
ボタン電池の消耗もしているようです。

なので、中古ゲームソフトを使用する前にはメンテナンスをすることを強く推奨し
ます。

端子の汚れを除去するのに使う薬剤でドラッ
グストアで入手できます。

無水エタノールは蒸発すると何も残らないの
でお勧めですが、入手できない時は消毒用エ
タノールで代用できます。こちらは蒸発する
と水分が残るので掃除後の乾拭きは必要です

なお、綿棒は必須で、綿棒にこれらを付けて
端子を左右に擦る感じで汚れがなくなるまで
磨きます。
端子の掃除が終わったら接点復活剤を塗って
仕上げます。

接点復活剤は各社から色々販売されています
が、本体と同じメーカーからもレトロゲーム
用の接点復活剤が販売されています。

これはキャップに刷毛が付いていますが、直
接だと付け過ぎとなるので、一度綿棒に塗っ
てそれで端子を左右方向に擦って塗った方が
ムダにならず効率もいいです。軽く乾拭きを
しておくと良いです。
以上のメンテナンスをしても画面が出なかったり、ノイズが出るようだとまだ接触
不良の状態になっているので、更に掃除を繰り返すか何度か抜き差しをして端子を
馴染ませると復活するパターンが多いです。



ゲームデータセーブ用メモリのバックアップボタン電池について

当時のゲームには本体にメモリなどがなく、ゲーム途中のセーブデータは、カセッ
ト側にあるメモリにセーブされるしくみでした。しかし本体からカセットを抜いた
り本体の電源を切ってしまうと電気の供給がなくなり、セーブしたデータが消えて
しまいます。そこでメモリに常時電気を供給する必要があり、それを担っているの
がバックアップ用のボタン電池です。

既に30年近くも電気を流し続けているので、ボタン電池が終わってしまっているゲ
ームカセットもあるようです。(セーブデータの保持ができません)

尚データセーブ機能のないゲームには、このバックアップ用ボタン電池は存在しま
せん。

今回紹介するボタン電池の交換は、少し電子工作を経験した人であれば、比較的簡
単に電池交換ができます。
SFCのゲームカセットを分解するには、特殊な
ドライバーが必要です。

使うのは3.8mmの星形状ドライバーで、ゲーム
カセット用ドライバーとして購入することが
できます。
中古で500円で購入したゲームカセットの例で
す。

このゲームにはセーブ機能があるので、バッ
クアップ用ボタン電池が内蔵されているハズ
です。

SFCのゲームカセットは、下の2本のネジを専
用ドライバーで外すことで簡単に分解が可能
です。
表蓋を外した状態です。
ゲーム基板はカセット内に置いてあるだけで
固定されていません^^;

基板サイズはゲームのデータ量に応じて高さ
がフル、ハーフ、ローの3種類があるようです

このゲーム基板のサイズは、ハーフのようで
す。
基板を外して表に返すと・・・
ありました!メモリバックアップ用のボタン
電池です(左上)。

ボタン電池は取付用の足が溶接されたタブ付
CR2032で、基板に直接ハンダ付けされていま
すので、交換するにはハンダ付け作業が必要
となります。
ボタン電池の交換方法としては以下のやり方があるようです。

 1. タブ付ボタン電池との交換(推奨)
 2. ボタン電池から足部分を切り離し100均等にある普通のCR2032電池を端子に
   挟みセロテープ等で固定する
 3. ボタン電池ソケットを付けて今後の電池交換を簡単にする

今回はベタな1.の方法を採用しました。

2.の方法は、テープが経年劣化すると剥がれて接触不良になってしまうリスクがあ
りますし、3.の方法では、ボタン電池ソケットの仕様により高さが変わってしまい
ゲームカセットに収納できなくなるリスクがあります。
今回準備したタブ付のCR2032ボタン電池で、
10個\2,000で購入しました。

割高ですが、これでまた数十年使えることと
作業性が良いことを考えると安い買い物と思
います(^o^)
新品ボタン電池の電圧は、3.32Vでした。

CR2032ボタン電池は、呼称電圧3.0V、終始電
圧は2.0Vです。

よって電池容量は3.32Vを100%、2.0Vを0%とし
て考えます。
このゲームカセットのボタン電池電圧は2.89V
でしたので、67.4%の残量となりますね。

交換しちゃいます。
電池の極性を間違えると、部品を壊しますの
で取り外す前に基板の裏表を良く観察して、
どちらがプラス側かをメモしておきます。

この写真では、ボタン電池のプラス面の足が
基板下方向にあることから、基板裏面の下側
がプラスになります。

ハンダを溶かしながらボタン電池を引き抜き
ます。火傷に注意です!

抜いた後はハンダが残るので、ハンダ吸取り
線やハンダ吸取り器を使って除去しておきま
す。

ちなみにこのカセットに付いていたボタン電
池は1995年製のようで、2020年現在で25年も
使われ続けていたことになります。それでも
残量50%以上あったと言うことは、バックアッ
プの電気消費って超微少なんですね。

それと、電池交換のため一旦「停電」になる
ので今までのセープデータは消滅してしまい
ます。バックアップ電池を接続しながらボタ
ン電池を交換する方法もあるようで、そちら
はググってください^^;
バックアップ電池の交換が終わりました。

あとはケースに入れてねじを止めて完成です。
続いて2例目はこちらの中古カセットです。
同じく500円で購入しました。
データ量が多いのか、基板サイズはフルでし
た。
ボタン電池の足の位置が水平方向になってい
ます。ゲームカセットによって、ボタン電池
の取付け方向は違うようですね。
このゲームカセットのボタン電池電圧は3.05V
でしたので、79.5%の残量となりますね。

80%を切っているのでこちらも交換しました。
この写真では、ボタン電池のプラス面の足が
基板右方向にあることから、基板裏面の左側
がプラスになります。

このカセットに付いていたボタン電池は1992
年製のようで、2020年現在で28年も使われ続
けていたことになります。
コツが掴めれば簡単に交換でき、また30年近くは持ってくれますヨ(^o^)

FCのカセットは分解がちょっと難しいです。ねじ止めではなく爪による嵌合となっ
ていますので分解時この爪を折ってしまうリスクが大です。もし爪が折れたら…
テープで止めればOK(^o^)
スーパー桃太郎電鉄デラックスの中古カセッ
トです。580円で購入しました。

このソフトは1995年12月に発売されたもので
す。(25年前)
部品の装着点数は少なめですね。
ボタン電池に日付は入っていませんでした。
今回は基板に直接ボタン電池の極性を油性ペ
ンで記入しちゃいました(^o^)
新旧のボタン電池電圧を比較します。
新品ボタン電池の電圧です。
25年前のボタン電池の電圧です。

ボタン電池の容量は、約80%でした。
事例材料は中古で買ったスターフォースで。

このゲームには、メモリーセーブ機能が無い
ので内蔵電池はありません。あしからず…
分解のきっかけは、の部分です。

ソケット部を両側に開くと
の所に隙間がで
きるのでそこにマイナスドライバーを差し込
んで持ち上げるようにすると、1つ目の爪が
外れます。

結構硬いので慎重に・・・無理すると爪が折
れます。
ドライバーは図のように持ち上げる感じで。
(左右とも)

爪は
の位置に4つあります。
左右の爪が外れたら、背面の□にマイナスド
ライバーを入れて図のように持ち上げる感じ
にするとカバーが外れます。

※□が無いカセットもあります。
爪は、全て表カバー側にあります。
冒頭にも書きましたが、このゲームにはデー
タセーブ機能が無いので内蔵電池はなく、基
板も小さいです。

ちなみに、FCの内蔵電池もSFCと同様、タブ
付きCR2032です。

FCも基板は固定されておらず、はめてあるだ
けです。逆にはセットできないようになって
いるので安心です(^o^)

電池交換後は元に戻して完了…ですが、ケー
スをはめるのがこれまた硬いです。

指でグッと押すとバキっと音がしてはまりま
す^^;


SFCモドキでは物足りなくなった友人は、中古プレステ2を購入しました。

当初はPS3狙いだったんですが、PS2ゲームをメインで考えていること、PS3は初代
号機でないとPS1ゲームができないことなどがあったので、素直にPS2に決定しまし
た。

某大手中古ショップで購入しました。最初
SCPH-30000系を買ったんですが、DVDトレー
の出入りが引っかかるようで…後日店舗に持
ち込んで確認してもらったら、年式と中古品
を考慮するとこの程度なら正常品として販売
しているとのことでした。最終形モデルは電
動開閉式トレーが廃止されたので、故障率が
少ないとアドバイスされ差額支払いで交換し
ていただけました。

SCPH-70000系のシルバーに買い直しました。
(画像は参考)

初代モデルと比べるとかなり小型化されまし
たね(^o^)
他にコントローラ1台、PS1用メモリとPS2用メモリ(ともにジャンク扱い)も格安で購入できました。
標準付属品だったAVケーブルは一般的なビデ
オ入力用の黄赤白仕様です。

画質は全体的にボケている感じがします。
サードパーティ製の新品コンポジットケーブ
ルを買いました。

画質の変わりようは顕著でボケ感は解消し、
すっきりと綺麗に見れるようになりました。

ただ、鮮明過ぎてエッジが気にはなりますが
^^;