リヤホイールベアリング交換



ホイール塗装でスイングアームを外したついでにベアリングを調べたら内部に充填さ
れていたグリースが抜け出てしまった様で、細かな振動を発しながらクルクルクルぅ
って回ってしまいます。新品では内部のグリースが抵抗となるので、こんな回り方は
しません。


ベアリング表面にある刻印を見ると、
6302Zでした。
幅13、内径15、外形42(mm)×1個

純正部品番号は、93306−302×1で
¥2,226もするので汎用品をチョイス。

ちなみに、このベアリングは台湾製です。

オイルシールも硬化していたので、両面純正
品と交換しました。

ホームセンターには6302の「Z」が無か
ったので「2NSE」を選びました。

型番の違いはシール方法です。
詳細は、後述…

驚いたのは値段です。同じ規格のベアリング
でしかもシールド性がZ型より優れているの
にナント¥470!純正の約1/5です><
純正部品、どんだけ儲けているんだ?

ベアリングと言えばNTNかNSKですが、
どちらも取り扱いがないらしくNACHI製
(株式会社不二越)です。

今度は国内メーカー製なんで、品質は良いか
な。

ベアリングの抜き方は、以前別スレで紹介し
たフロントベアリング交換と同じ作戦です。

今回は、ベアリングの内径が15mmと太い
のでコンクリートアンカーも口径に近いもの
を買って来ました。値段は1本¥35(^_^)

6回の打撃で抜けました。

写真はアンカーをセットして叩いている途中
です。

上が抜いた純正ベアリングです。
6302Zの刻印が見れると思います。

Z型なので片面が金属板でシールされていて
反対側はオープンになっています。
がっ、これは両面シールドでした。
ZZなのかなぁ〜?

数字の部分は各社共通らしいけど、末尾の記
号はオリジナル表記らしいので、台湾ではZ
ZでもZと刻印されているのかも?

Zのシール構造は、外輪に金属板が固定され
ていて、内輪とは接していない為、転がり抵
抗は少ないですが、内輪との隙間から塵埃や
水分の進入は避けられず、グリースの流出も
考えられます。

で、下が今回新調したベアリングです。両面
ゴム製の板(朱色部)でシールされています

この2NSE型ベアリングは接触型なので、
外輪・内輪共にゴム板と接触しているため、
転がり抵抗は非接触型の「Z」と比べて若干
大きくなるものの、防塵性能やグリース流出
量が少ないものです。
ベアリング打ち込み完了。底部がちゃんと奥まで均一に設置されていること。
オイルシールの外側と内側にグリースを塗ってから圧入。斜めに入っていないかを確認。
 写真左:表面 右:裏面