プラグキャップ交換



以前から、信号待ちとかで突然ストンってエンストする原因は、もしかしたら今回のことが
原因だったのかもしれません。

点火のしくみは、12V電源をイグニッションコイルで数万ボルトまで昇圧し、最適なタイ
ミングでハイテンションコードを伝ってスパークプラグの先端で放電させます。ところが、
スパークプラグまでの間で放電してしまうことがあると、プラグ先端では放電しません。よ
って、混合気に点火出来ずエンストに至ります。

高回転時はスパークプラグへの要求電圧が下がるので症状は出難いですが、アイドリング時
は、要求電圧が上がるためリーク箇所があるとそこからリークしてしまいます。



軸方向に数本の亀裂が生じていました。
この部分から、周囲のシリンダーヘッドに
リークしていた様です。

材質は、耐熱・高絶縁の樹脂材で、フェノ
ール樹脂とかベークライトと呼ばれる物で
成形されています。

応急処置をします。あくまでも短期的な処
置なので、新品交換が原則です。

ただ絶縁ビニールテープをぐるぐる巻きに
しても対応出来るらしいのですが、ちょっ
と距離も走るので厳重に?したいと思いま
す。

まず、亀裂部分を削り足付けを作ります。
そして脱脂します。

以前購入した「プラリペア」を盛って亀裂
充填と絶縁層増しを行いました。

プラリペアが硬化したら、表面をある程度
均します。

たまたま最近自転車のチューブ交換した残
骸が残ってたので、1周巻ける大きさにカ
ットして絶縁テープで巻いて止めました。

ゴムは電気通さないので(^^;

仮装着図です。熱害が心配でしたが溶ける
こともなく、大丈夫でした。
↓その後…↓



サイズ比較(PDF 4kb)

商品紹介(メーカーHP)
純正品でも良かったのですが、台湾品質でまた再発するのもイヤだったので、国産品で何かな
いかと探していたら、ありました。但し、純正と比較してサイズが若干大きいのと、内部抵抗
値が低いです。
サイズは角度がある為全長的にはほぼ同じです。内部抵抗は5kΩと純正の半分でノイズの面
でECUが誤作動しないかが心配されるところですが、試乗した感じでは特に問題はない様で
す。内部抵抗値が低くなったので、スパーク力も上がっていると思います。体感は出来ません
でしたが(^^;

今回ついでにハイテンションコードも変えようかと思いましたが、コマジェの場合イグニッシ
ョンコイルとハイテンションコードはモールド成形(一体化)の様で交換出来ない感じでした
ので、プラグキャップのみの交換です。

接触不良を防ぐ為、ハイテンションコード先端を5mm程切断してからプラグキャップを取り
付けます。

パッケージ裏面の効能書きです。

台湾品質よりも良さそうです(^^)

純正プラグキャップを分解してみました。
分解はマイナスドライバー1本で簡単に出
来ます。
左から、シールキャップ・端子ソケット・
抵抗・接触板・スプリングの構成です。

内部スプリングですが、片側の一部に腐食
が見られました。

接触不良もあった様です。

取り付けた状態です。ハイテンションコー
ドも無理なく配線出来ました。