フォークブーツ(ちょうちんブーツ)に亀裂が生じていたのと、フロントサスがスカス カで減衰力を感じられなくなっていたので、ブーツの交換とフォークオイル交換をしま した。 フォークオイル交換は、初めての経験だったので、コツが掴めず時間がかかってしまっ たけど、一度やれば次回は大丈夫。そんなレベルの作業でした。 コマジェ純正のブーツは意外と高いので、イメチェンを兼ねて好評の親マジェ用ブーツ に交換しました。 |
![]() |
純正初回充填されているサスオイルは、 10Wの硬さのものだけど、今回は評判 の良い15Wをチョイスしました。 サスオイルの粘度が高くなるので、硬め の味付けになるハズ・・・ メーカーは、純正のYAMAHAです。 (^_^) |
![]() |
サスキャップボルトのOリングは、外し たついでに交換することをお勧めします 詳細は、当HPの純正部品コーナーを参 照して下さい(^_^) |
![]() |
親マジェ用のブーツです。 コマジェのフォークに内径・外径共にピ ッタリとはまります。 こちらも詳細については、当HPの純正 部品コーナーを参照して下さいネ(^_^) ちょうちんブーツがイヤな人にお勧めで す。 フォークの表面が錆びるリスクはありま すが… |
![]() |
左側の状態 下の部分が、両側で裂けてしまっていま す。 |
![]() |
右側の状態 こちらは全体的に裂けていてボロボロで した>< |
![]() |
フロントカウルとヘッドランプを外しま す。 続いてディスクキャリパとフェンダー、 前輪を外して準備OK。 あっ前輪を外すと言うことは、ジャッキ 等でフロントを上げておくことは当たり 前の話です(^^; 外したキャリパーは吊っておきましょう ホースに負担をかけない為に。 |
![]() |
フロントのサスは頂上のこの部分で固定 されています。 写真では分かりずらいので、イラストで 説明しましょう(^_^) |
![]() |
まず@のボルトを緩めます。続いてAの キャップボルトを緩めます。 ’04コマジェは、10mmの六角レン チを使用しますが、年式によってサイズ が違うみたいなので、合う工具を使って 下さい。 キャップが緩んだらBを緩めます。イン ナーチューブが手で回るくらい緩んだら インナーチューブとキャップボルトを押 さえつつ回して外します。押さえないと スプリングの力でキャップボルトが飛び 出す可能性があるので注意! |
フォークをそっと下に引き抜き外します。サスオイルをこぼさないように・・・ まず、スプリングをゆっくりと引き上げで抜きます。サスオイルが付いているので 綺麗なウエスや新聞紙の上に置きます。 インナーチューブを最下位にして油面測定をしておきます。 油面とは、インナーチューブを最下位にした時、インナーチューブの縁から、油ま での距離のことです。 油面を変化させることで、ふんばり力を変えられます。また、オイルを入れる時の 目安にもなります。 油面測定が終わったら、計量カップなどにサスオイルを静かにあけて内容量を把握 しましょう。逆さにしたまま、インナーチューブを伸縮させることによって、更に サスオイルが出て来ます。しかし全分解ではないので、全てのサスオイルは抜けま せん(^^; それでも、暫く逆さにしたまま放置しておきましょう。自分はこの時点で昼食タイ ムとしました。 |
|
![]() |
これが抜いたサスオイルです。 自分はさほど乗らないのと、一度事故で フロントを交換しているので、その時交 換しているせいかあまり汚れているとは 思えなかったです。 そこそこ乗る人だと、6千キロくらいで 真っ黒になるとか・・・ 正規容量とほぼ等しい100ccが抜け ました。※規定は108cc |
![]() |
キャップボルトはこんな感じ。 ココのOリングを交換しておきます。 新品のOリングに薄くシリコーングリー スを塗ってから取り付けました。 キャップボルトは、緩み止め効果のある 細かいピッチのネジ加工がされているの で結構回さないと外れない・・・ |
![]() |
ブーツがボロボロだった右側は、雨水進 入したのかシールクリップが錆びていま した。 応急的に錆転換剤を塗りましたが、次回 交換しないと・・・ |
![]() |
新しいサスオイルを計量します。 メスシリンダーの方が正確ですが、油面 を合わせるので多少の誤差はOK(^_^) 一応、抜けた分の100ccを計量。 やはり新油は綺麗だなぁ〜 |
サスオイルを入れたら、インナーチューブを上下させてエアーを抜きます。 それから油面合わせです。インナーチューブを縮めた状態で測定します。 今回は、油面を105mmとするので、100ccより少々多めに入れました。 でも、多く入ってはスポイトで抜き、足りなければ足すといった作業を繰り返しま した。治具を用意しないと手間だ・・・( ̄o ̄;)ボソッ 油面調整用のグッズも販売されているけど、高い・・・ホームセンターで部品集め れば格安にして十分な治具が作れそうだ(^_^) |
|
![]() |
スプリングにゴミが付着しない様に気を つけてウエスなどで綺麗にサスオイルを 拭き取ってから入れます。 スプリングの巻きが細かい方が上になり ます。向きがあるので注意。 |
![]() |
フォークの取り付けになりますが、コツ が必要です。まずブラケットにインナー チューブが当たるまで静かに入れた後、 @のボルトを仮締めします。インナーチ ューブが回らない程度に。 次にサスペンション部を持って強く下に 引きながら、Aのキャップポルトを付け ます。この方が簡単に入りました。 Aのキャップボルトを、規定トルクで締 めます。450kgf・cmです。 次に上側のボルトを締め、下側も本締め します。締め付けトルクは、230kg f/cmです。 |
両側の取付けが終わったら、アクスルシャフト(車軸)を通してみます。通常の力 で入ればOK。全く入らなければ、左右で高さが違う可能性があります。取り付け 状態をもう一度確認してみて下さい。 |
|
![]() |
完成〜(^_^) チョロっと見えるインナーチューブがス ポーティさを演出しています。 見た目もスッキリ。 試乗したけど、かなりフロントがシッカ リしました。こうでなくっちゃ。 |
![]() |
純正部品の新品時のサイズを測定したら 汎用のP−24規格のO−リングとほぼ 同じ感じ。 実際買ってみて純正と比較してみました 左の画像の通り、ほぼ同じです。 水道用品らしく、水以外の使用は出来な い旨注意書きがありますが、材質はしっ かりとNBR表記です(^^)。NBRは耐 油性もある材質で油圧機器で使用するO −リングもNBRなので同じだと思いま す。 次回このO−リングで人柱になろうと思 います。毎日通勤で使うので、もしダメ ならすぐオイル漏れを起こすでしょう。 (^^ゞ もし大丈夫の様ならもう高い純正品は不 要です。 純正は、1個389円で両側で778円 もしますが、この汎用品(水道パーツ) だと丁度2個入りで200円なので、7 割も安いです(^^) |
親マジェのダストブーツのリップ部に細かい亀裂が沢山発生していたので、分解つ いでにフォークオイルの交換を行いました。 今回の目玉は、上の水道用Oリングを使ったことです。フォークオイルに侵されて 漏れが発生するか、意外と大丈夫か・・・・乞うご期待!(^^) ダストブーツは、油分がなくなると亀裂が入りやすくなると思ったので、シリコー ングリースを表裏に薄く塗って付けてみました。 フォークオイルの劣化は、バイク通勤1年したけど、そんなに汚れてはいませんで した。交換する必要があるのか疑問な所です^^; |
|
![]() |
上が廃油です。 真っ黒って感じは全然無いですが、透視 度は無いです。 下は新油です。透き通っていて綺麗です 廃油量は両側共90cc位いでした。 今回も油面は105mmに調整しました 初の油面ゲージを使っての調整。 前回スポイトで出し入れして調整した時 より断然効率的でした。やはり道具です ねー(^^) あと、前回の交換時に発見した錆びたシ ールクリップも両側新品と交換しておき ました。 |