ここでは、キャブ車にはないFI車独自の機構等に関して説明しています。

FI車の特徴

1.有害な排出ガスの減少
 ・希薄な混合気が設定可能
 ・減速時、燃料カットが可能
 ・運転状況に応じた最適な燃料供給が可能

2.走行時の低燃費の実現
 ・希薄な混合気で運転可能
 ・減速時、燃料カットが可能

3.出力性能の向上
 ・ベンチュリーが無い為、吸入空気抵抗が小さい
 ・燃料が均一に分配される(単点噴射)

4.ドライバビリティの向上
 ・良好な加速特性
 ・優れた高地走行安定性及び水温、吸入空気温度の劣悪
  条件の影響を受けにくい優れた走行性の実現

5.低温時の始動性向上
 ・低温始動時には、燃料が増量される
 ・低温時にはアイドルスピードコントロールバルブがチ
  ョークバルブに替わって作動する

燃料圧力 プレッシャーレギュレーターにより、約250kpaに制御される。
噴射量制御 インジェクターへの通電時間による制御。
傾斜センサー 転倒した際、燃料をカットするもの。車体が65°以上傾いた時
作動する。解除するには、暫くの間メインスイッチをOFFにす
る。
水温センサー エンジンヘッドに取り付けられていて、始動時の始動増量と、暖
気増量に用いられる。
指定エンジンオイル SE以上、20W−40 1.2L.
(オーバーホール時1.4L.)
キックスタート バッテリー切れの場合は始動出来ない。
スパークプラグ NGK CR7E
点火方式 フルトランジスター式
アイドリング回転数 1,600±50rpm