(i−CON MINI)

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マフラー交換後、暫くはそのまま乗って居ましたが、アクセルOFFの度にポンポン言うのが
耳障りになり、今回思い切って購入しました。


商品に添付されるものは、取扱説明書、取付
説明書、延長ハーネス、配線部品、保証書で
す。

本体からは、プラス線、マイナス線、信号入
力、信号出力の計4本の配線が出ています。

信号線は、ECUのブーストセンサー(負圧
センサ)入力ラインの途中に接続します。

インジェクションコントローラ(以後インコ
ン)の本体です。
パネルのデザインが当初のものから変更され
ています。
一応、’04車用です。
中央のダイヤルを回して燃調を補正します。
12段階の調整幅があり、数字が大きくなる
程、燃料が多く噴射されるしくみです。

内部は、こんな感じです。思ってたより複雑
でした(^▽^;)。
設計、調整経費を考えると、定価は妥当だと
思います。

基板は、片面のみの様です。回路的には簡単
なのかな?。

まず、バッテリーのマイナス端子を外してお
きます。

エンジン右側ボディの一部を外して作業スペ
ースを確保します。

ECUに接続されているカプラーです。
燃料タンク前部付近にあります。

ECUハーネスの結束テープをほどき、ハー
ネスを露出させます。

ブーストセンサ(負圧センサ)ライン(桃/
白)の途中を切断し、ギボシ端子を付けま
す。

車両側がメス、カプラー側がオスです。

電源も、ECUハーネスの途中から分岐タッ
プで取り出します。

ECUハーネスをビニールテープで巻き、保
護します。

ケーブルをフレームに固定しながら、メット
インサイドの水抜き穴より出します。針金を
メッセンジャー代わりにすると、楽に引けま
す。

本体とハーネスを接続します。
(同じ色同士)

メットインの内側の任意の場所に両面テープ
で取り付けます。両面テープを貼る両面は、
予めエタノール等で脱脂することをお勧めし
ます。


バッテリーのマイナス端子を接続し完了で
す。

必ず、時計を合わせましょう。



取扱説明書によると、フルノーマル仕様なら2〜3ch、市販マフラーを装着してい
る場合は4〜6ch、ボアアップや吸気系を変更している時は7ch以上のチャンネ
ルを使うとなっています。

空燃比とは、混合気に含まれる空気の重量を燃料の重量で割ったもので、エアフュー
エルレシオ(AF)と呼ばれます。このコントローラでは、燃料噴射時間を調整する
ことによってAFを変更するしくみです。

空気に燃料を混合した時、理論上燃料が完全燃焼するとされる空燃比を理論空燃比と
良い、理論空燃比は「1(ガソリン)対14.7(空気)」と言われています。
しかし、この数値を見ることは、このコントローラでは出来ず、感覚で調整すること
になります。

一般に、燃料が濃いとプラグがカブり易く、逆に薄いと焼け易くなります。また、空
気の方も気温によって空気密度が変わりますので、通年同じ設定って訳にも行きませ
ん。やはり、その都度の感覚で調整する必要が出て来ます。

一番の指標となるのが、プラグの焼け具合です。白くなっていれば空燃比が低く、薄
いことになり、逆に黒くなっていれば、空燃比が高く、濃いことと判断が付きます。

空燃比はベストバランスよりやや薄い位の方が高回転側でピークパワーが出る様です。
但し、焼き付きやデトネーション(異常燃焼)等の原因となるので市販車では少し濃
い位にしてある様です。

少し濃い位の方が低回転でのトルク感も向上し、結果乗り易いと思われます。

以上のことから、自分は7chが一番最適と感じています。プラグも黒くはなってい
ないので、濃いと言う訳でも無さそうですし、トルク感が出る様になりました。アフ
ターファイヤーは出ますが、頻度は少なくなってる様な・・・。

ちなみに、2ch位にすると、薄過ぎるのか失火してしまいエンスト多発、しかもパ
ワーもダウンする感じがしました。

◆◆◆

色々と設定を変えて見ましたが、現在11と高目の設定で良くなって来ました。アフ
ターファイヤーも激減しましたし、排気音も若干静かになった様な感じがしました。
今まで走行後、エキパイも真っ赤に焼けてましたので、ちょっと薄かったのかなーと
も感じたり・・・(^^;。エキパイ焼けは、最近夜間乗る機会がないので、確認してま
せん。暫く乗ったらプラグの焼け具合を見てみます。



その後…

エンストしそうになる頻度が多くなったので、まず対策一段階としてインコンの電源取
り出しに使用している分岐タップで接触不良が生じているかも知れないと言うことで、
より確実性のある2口ギボシ端子に交換しました。


シートに押されている部分が平らに見えます。
実際チューブの中には4本のケーブルが入っ
てますが、1本1本がとても細いケーブルな
ので断線には至っていませんでした。
メットインの縁をまたぐ部分には、電工部材
の耐寒性のある4芯(0.75sq×4)ケ
ーブルを購入し、間にジョイントさせます。
純正ケーブルよりも太く電工用なので挟まれ
ても潰れることは最小で済むでしょう…
電工用なのでケーブルの色が一色違いますが
(^^ゞ
純正指定の分岐タップにて電源を分岐してい
ました。インコンのケーブルはとても細いの
で振動による接触不良が多少あったのかも知
れません。
2口のギボシ端子に付け変えました。左の物
よりは確実だと思います。
電源ケーブルはある程度の太さがあるので圧
着も確実に出来ますが、インコンのケーブル
は細いので、端子に圧着した後ハンダを流し
込みました。