マジェスティ125の持病に突然のエンジンストールがあります。 自分のはインジェクション仕様なんで平気だろうなんて思っていたけれど、やはり 持病は潜在していた様です(^^;) この問題は、多くのオーナーの悩みの種。解決するには国産バイクに乗り換えろな んて言う人も(^-^)。発言は自由ですからねー。確かに台湾品質のバイクですから、 国産の方が品質もメンテ体制も良いのは確かです。 でも好きで買った以上、なんとか正常に近づけたいのは誰もが思うことではないで しょうか? 自分の場合の症状は、停止寸前、エンブレが解かれる時と発進しようとした時にス トンって止まってしまいます。停止・発進以外の走行では全く問題はありません。 以下にやったことを書きます(^-^) |
場 所 | 点検・調整・交換 | 結 果 | |
1 | スロットルボディ | スロットルバルブが全閉の時に起こって いるので、スロットルバルブ全閉時の隙 間が狭くなっていると感じスロットルボ ディの分解洗浄をしました。今回も結構 黒く汚れていました。 僅かな汚れの被膜があっても、調子が悪 くなる様です。それだけ混合気が希薄に 設計されています。 |
汚れが多い時は効果大 少ない時でも、それな りに効果あり |
2 | ECU | 燃料を増量して希薄混合気を改善しまし た。この作業には、ダイアグツールが必 要です。 標準より+4多く設定しました。 (調整範囲は、±30です) また、燃調はインジェクションコントロ ーラの設定を「7」にしました。 |
確実に変化しますが、 トライ&エラーで調整 を色々やらないと適正 とはならない。 |
3 | プラグケーブル | エンジンが低速回転している時や加速時 プラグへの要求電圧が高くなるのでリー クし易くなります。 年式からプラグケーブルも劣化している かもと思い、NGKのパワーケーブルに 交換しました。 純正ケーブルの途中で継ぎ足す形になり ますが、イリジウムプラグとの相性が良 いと言うので。 |
実際リークしていれば 当然効果あり。 正常時での交換では殆 ど変化なし(^^;) |
4 | イグニッションコイル | アイドリング時のみエンストするので問 題は無いと思い、確認作業だけです。 1次コイル、2次コイル共に抵抗値は基 準内で問題はありませんでした。 フレームとの固定部分が錆びていたので 研磨して取り付けました。 |
ダメかイイかの判定し かないので、分かり易 いです。 |
5 | エアークリーナー | マジェ125のインジェクションシステ ムは非常にシビアと言うか簡素と言うか エアークリーナーの詰りによる空気量の 変化も影響してしまうらしいので、エア ークリーナーを洗浄しました。 K&Nのフィルターに交換しているので 洗浄して干してオイルを塗れば再利用可 能です(^-^) 純正はろ紙式なんで交換となります。 |
K&Nのフィルターは 汚れても純正以上の空 気通過量を確保するの で、変化はありません 余程詰まっていれば効 果はあるかも |
ここまでの対策で昼間は問題ないレベルまでに改善されましたが、夜間は未だに継続して います。 なぜ夜間だけ?。変化点はライト類の点灯?(ライトスイッチがあるので、昼間は消灯し て節電中(^^;) 安全走行には問題ありだけど、罰則はないので) 様子を見ていると、停止時一瞬電圧がドロップします。そしてエンスト・・・ インジェクションなんで、エンジン回転を維持するには電力が必須(燃料ポンプの連続運 転)その電圧が時に10Vを切ることも・・・燃料が送れなくなってエンストしている様 です。でも通常走行中は、14V近くあるので、充電系統には問題は無い様です。 燃料ポンプの不良も一時疑いましたが、低回転時だけ発生するので、問題は無いと判断し て、燃料ポンプの交換は今回見送りました。 |
場 所 | 点検・調整・交換 | 結 果 | |
1 | バッテリー | バッテリーの解放電圧を確認。12.5 5Vで、30%程度の放電状態だったの で、予備充電を4時間行いました。 CCA値も確認しましたが、105Aに 対して305Aと放電能力はまだ大丈夫 の様です。 充電後の解放電圧は、13.18V C CA値は312Aに復帰しました。 ちなみに、毎日1時間程度の走行では、 充電することは出来ません。特にバイク は発電量が少ないので。 補充電は月1回位の頻度で行うと良いで す。 |
普段から行う点検と対 策なんで、今回のエン スト対策とはチョット 違うかも知れません。 ただ過去の経験から、 発電電圧はバッテリー 電圧と比例する感じな ので、弱っている時は 要注意かも知れません |
2 | アイドリング回転数 | アイドリング回転数を確認すると、ライ トONでのアイドリング数が基準より低 いです。ライトOFFだと基準内なんで すが・・・ ライトON時のアイドリング数が低く発 電量が少なかったのが問題だったかも知 れません。 そこでライトOFF時の回転数を少し上 げることで、ライトON時のアイドリン グ回転数も基準より上げ気味にしてみま した。 マジェ125(インジェクション仕様) は、回転数をECU制御しているので、 スロー位置調整ビスを調整してスロット ルバルブの開度を調整しても、基準内回 転数に戻ってしまいます(^^;) アイドリング回転数の調整・記憶には、 ダイアグツールが必要となります。 ダイアグツールをECUに接続してライ トONでもOFFでもアイドリング回転 数が基準値よりも少し高くなる様に調整 しました。当然燃費は犠牲に(^^;) ダイアグツールを外してエンジン回転数 を確認してみると、なんとアイドリング 数は元の基準内回転数に戻っていました でも、ライトONでもOFFでも電圧低 下はしなくなりました(^-^) |
アイドリング回転数が 高ければ発電量が多く なるのでこの問題は回 避出来ると思います。 たぶん・・・ |
まとめ エンストが発症した時の確認ポイントは、 1.バッテリーの電圧・劣化具合の確認 2.エアークリーナーの汚れの確認 3.スロットルボディの洗浄 4.プラグケーブルのリーク確認 5.アイドリング調整(ダイアグツール必須) 6.燃料の増量(ダイアグツール必須) 7.燃調調整(インジェクションコントローラー必須) これで暫く様子を見てみます(^-^) |