早くも第二回カスタムをしちゃいました(^^)。

結構、コレを交換している方がいらっしゃるので、きっと効果はあるものなんだろー
程度の好奇心から、交換することにしました。

オークを見ていると、最近のエンジンハンガーは、2本バータイプの物が多く、購入
を躇していました。理由は、片方のバーが邪魔で、エンジンオイル交換がやり難くな
ると聞いたことがあったからです。

ある日いつもの様に、オークを見ていると、1本バータイプのものが出品されており、
つかさず落とした訳です。v(^^)v

当初、交換するにあたって、ショップへ頼もうと思いましたが、色々ホームページを
検索してみると、なんとか自分でも出来るのではないかと、賭に出ました。(^_^;)

エンジンハンガーとは、車体前部と後部を連結しているパーツであり、これを交換す
ると言うことは、バイクを2分割することになります。センタースタンドもエンジン
ハンガーに取り付けてあるので、交換作業中は使えなくなります。

コマジェの体重は、約136kgです。センタースタンドのない状態で、前後に分割
する訳ですから、簡易な考えでDIY的にするのは、かなりリスクを伴うと思います。

自信のない方は、必ずショップで行ってもらうことを、強くお薦め致します。

準備するもの(写真は省略します)

スパナ(14)
ラチェットレンチ
エクステンションバー(延長バー)
ソケット(10,12,14)
スプリングツール
トルクレンチ
浸透潤滑スプレー
グリース(耐水、耐圧のもの)
ネジロック剤(強化タイプ)
エキゾースト・ガスケット
プライヤー
プラスチックハンマー
木片
パンタグラフジャッキ、ガレージジャッキ
(パンタグラフジャッキ2台でも可)
ウエス
軍手



オークで落札した、エンジンハンガー
1本バータイプです。
台湾のDCR製です。
肉厚の為か、かなり重量感があります。
純正のエンジンハンガーです。リブ加工はしてあるものの、板厚は薄いで
す。
左右で形状が違いますが、逆には付けられないので、間違うことは皆無だ
と思います。
まず、センタースタンドを使ってコマジェを固定し、マフラーを外します。
エキパイ側10mm、サイレンサ側12mmです。
エンジンハンガーの各ボルト類を「軽く」緩めておきます。14mmです。
センタースタンドを上げコマジェを下ろし、サイドスタンドで立替えます。
センタースタンドスプリングを、プライヤで掴んで外します。かなり張力
あるので固いです。
サイドスタンド下に木片を入れ、車体がなるべく垂直になるくらいにしま
す。

コマジェ下部に2台のジャッキをセ
ットします。
左図の様に、前側をガレージジャッ
キにした方が良いと思います。
エンジン側は、オイルパン前寄りに
木片を介してセットし、軽くテンシ
ョンかかる程度まで上げます。
前側は、エンジンハンガー2の下部
に、長い木片を両側に渡し、その中
央にジャッキをセットします。
こちら側も軽くテンションがかかる
程度に上げておきます。
必ず両ジャッキとも、テンションが
かかる状態にします。

一人作業だったので、コマジェが倒
れない様に、180cmの脚立を立
て、ビニール紐で、固定しました。

この状態で全てのボルトを抜きます。
前方のボルトは、長いので抜き難い
時は、プラハンで叩きながら抜きま
す。
左は、純正エンジンハンガーを外し
た状態です。
支えてるのは、2台のジャッキのみ
です。(^_^;)

DCR製エンジンハンガーです。重
量は増しますが、かなりしっかりし
た出来です。


純正品(左)との比較です。板厚の
違いは一目瞭然です。
エンジンハンガーの取り付けは、前側の軸をセットしてから、後ろのボル
トを入れる様にした方がやり易いです。若干前後方向にズレますのでクラ
ンクケースの後方をグッと前方に寄せれば、ボルト穴は合うと思います。
コマジェの転倒には十分注意が必要です。

センタースタンド取り付けボルト及び、エンジンハンガーと擦れる場所に
は多めにグリースを塗布しておきます。

左は、付属のセンタースタンドスプ
リングステーです。ネジ部にネジロ
ック剤を塗って締めます。
赤色は、強力型を示します。
その他、バーの止めネジも、ネジロ
ックを塗布して締めました。

センタースタンドスプリングは張力
が強いので取り付ける際も一苦労で
す。(^_^;)
スプリングツールの方が掛け易いで
す。
交換完了です。シルバーなので、かなり目立ちます。(^_^;) この後、マ
フラーを付けて完成となります。


取り付け後のインプレッションですが、一体化したって感じがしました。
凄く安定しました。多少ゴツゴツ感は増えた様にも感じますが、自分にと
っては、そのゴツゴツ感が心地良かったりもします。(^^)

あとがき
 
しつこいですが、安易な考えや技量で出来る作業ではありません。作業を誤れ
 ばコマジェは、前後に2分してしまいますし、何より転倒等で大怪我を負う危
 険があります。
 車両メンテ経験のある方や、その道の人以外は、工賃は必要ですがショップに
 頼まれた方が賢明です。
 もし、自分でやられる時は、
自己責任でお願いします。