マジェスティ125FIは、その名の通りインジェクション仕様です。 燃料を噴射するには、各所のセンサより色々な条件を瞬時に計測演算す るためのコンピュータがあり、アイドリング回転数までもがコンピュー タで制御されています。 エンストも数回経験があり、もう少しアイドリング上げたいなぁ〜と思 ってもツールが無ければ調整することが出来ない訳です。 キャブレータであれば、スローアジャスタースクリュで任意に調整が出 来ますが、FIの場合コンピュータの設定を変える必要があり、その為 の専用ツールが必要です。 ヤマハ純正のスペシャルツールも販売されていますが、2万円以上しま すし利用頻度も少ないので、購入しても元が取れません。 そこで、某有名サイトでの情報を元にCOテスターを自作しました。 |
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COテスターを接続するためのカプラは、車体 中央付近右側のカウル内にあります。 自分のは、’04年式なので4極カプラでした が、’05以後の車体は3極のカプラに変更さ れている様です。 3極カプラでの配線の仕方は・・・・ スイマセンわかりませんm(__)m |
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これが整備マニュアルに出ているCOテスター です。 今回は、これに似せて作ります(^-^) |
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用意した部品です。配線さへ合っていればどの 様に作るかは自由です(^-^) スイッチは全て非ロック式の「プッシュON」 タイプを使います。 プラケース、5色配線セット、押しボタンスイ ッチ、スイッチカバー、配線用ゴムブッシュ、 4極カプラ2セット(1セットは雄カプラを未 使用時の防水キャップとして使用) 純正の診断カプラに接続するには、雌のピン端 子を使えば接続可能でカプラは不要ですが、シ ョートのリスク、誤配線のリスクを無くすため、 純正のカプラは切断・撤去し、この4極カプラ へ変更しちゃいます(^-^) これでいつでもワンタッチで確実に接続出来ま す。 |
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マジェスティFIの配線図に描かれているCO テスター(点線囲みの中) こんな単純なモノなんですよねー(^_^;) これが2万円以上もするなんて・・・ |
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完成しました。 ボタンは信号カラーでシャレてみました(^-^) 赤:@モードスイッチ 黄:Aアップスイッチ 青:Bダウンスイッチ |
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車体側の診断カプラも、付け替え。 確実、簡単に接続が出来ます。 |
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もう1セットの4極カプラの雄側の外側にシー ル剤を塗り込み防水して、未使用時の蓋としま した |
調整してみました(^^) まず、自走かアイドリングでエンジンを確実に暖気します。水温計つけている 方は80℃位いまで。その後、常識の範囲でアイドリングを調整します。 (タコメータのある方は適正なアイドリングに) COテスターを接続してエンジン側に行っているAISのホースを外します。 この時、半直管になるので少々やかましくなります。早朝・夜間帯は避けた方 が良いです(^_^;) で、素早く1−2−3の順番でボタンを押して行く動作を4回繰り返します。 するとメータに赤のLEDランプが点滅します。これで、変更モードに入れま した。 その後、調子良さそうなポイントへアップ・ダウンボタンで燃料の濃さを調整 して行きます。 アップ方向に押して行くと大分燃料が濃くなるのか、エンジンにもたつき感が 出て来ます。 いくつになったかは表示されないので、押した数は絶対に覚えるかメモするよ うに! 自分は、インコン値を7に、AI値をアップ4(アップボタンを4回押し)に してみました。 エンジンを停止してセット完了です。 COテスターを外して再始動。問題ないことを確認します。 心なしかエンジンが静かになった様な・・・。 まだ試走はしていないので、どんな感じになったのか楽しみです(^^) |