テイスクローター交換



マジェスティ125のクラッチは良くジャダーを起こします。
クラッチシューの熱硬化によるものなのかシューの表面がツルツルになって来ると
ジャダーが発生して来ます。

まぁ遠心クラッチなんで、半クラ状態が長いと言う特性からもジャダーが発生する
のかなーなんて(^^;)

似た作動をするものとして、ドラムブレーキがあります。回転するドラム内面にブ
レーキシューを押し付けて制動させています。

物によりますが、ブレーキシューには斜めのスリットが入っているものがあります。
実際今付けているブレーキシューもスリットが入っています。

このスリットがある目的は、摩擦で生じたカスを被膜(ツルツル)にしないように
してフェードを防ぐ為と、鳴き止め、摩耗粉除去の効果があるらしいです。

これをヒントに、クラッチシュー表面にスリットを入れてみました。

でも、この加工は検索してもなかなかHitしないです。きっと問題があると思い
ます。想像だけど、尋常じゃない回転で回るモノだけに、重量の変化による回転バ
ランスの崩れ、クラッチシューの耐久性低下などなど・・・

でもいつもの冒険心で加工を実行。ダメなら予備の新品クラッチに交換すれば良い
んだし(^-^)

ほぼ同じ位置、同じ斜度で3枚ともスリット加工をしました。
接触面積の確保と、強度維持の為スリットは各シューに1本としま
した。

加工には、リューターに切断砥石をセットしてスリットを入れまし
た。保護メガネとマスクは必須です(^^;)

回転方向を考えて外側へカスが出る向きにしました。

掃除する前のクラッチシューに加工した写真なんで、表面のツルツ
ル感が分かりますか?。

この後サンドペーパーで表面を均して脱脂して組み付けました。

効果はいかに・・・(^^;)



その後の走行で一度もクラッチジャダーが発生していません!
意外にも効果があった様です。

クラッチシューの割れや偏摩耗もありません。

加工は自己責任で(^^)