登坂路でスピードが出ない、加速しないと言うトラブルに見舞われたけど、 スクーターの様なVマチックの場合不具合箇所は比較的簡単に予測出来ま す(^-^) 今回は、駆動ベルトの交換と、ついでにウエイトローラーの重量調整をし ました。 |
駆動関係で一番に思いつくのがベルト。 なぜかって?。ゴムって年数が経つと劣化し易い物質です。あまり乗らないのも あって、ベルトにクセが付いたりする可能性が。 またプーリーと接する面が硬くなると摩擦力が低下し滑りが生じ、高トルクがか かった時に滑りが生じたりします。 新車購入から8年もの間交換してなかったので、まずはコレを交換してみようと 思いました。 |
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純正は高かったので、本場台湾製のベルト を購入しました。 純正と言ってもヤマハがベルト作っている 訳ではないので、純正に拘る必要もないの かなって(^^;) このメーカー、国内でバイクの保守部品と して利用されている所みたい。 まっ街乗りレベルなら問題ないでしょう。 (^-^) |
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左が純正ベルト やはり曲げクセが付いてました(^^;) ベルトの柔らかさはそんなに変わりは無か ったけど、側面は結構摩耗ぎみでスベスベ 感が(^^;) ベルト幅は新品22mmに対し、純正は2 1mmと、1mmも摩耗していました。 純正ベルト(中)は頂点が丸状ですが、社 外ベルト(下)は、台形です。 ちなみに、プーリー面には段付きなどの摩 耗はありませんでした。 |
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純正は部品番号が印刷されていますが、今 回の社外品はベルトサイズが印刷されてい ます。 一応マジェスティ125と書いてあったけ ど、汎用ベルトだと思います(^-^) |
クラッチも若干滑りがあるのかなー?毎度のことながら、シュー表面がテカって ましたが、予備の新品クラッチAssyと比較しても、摩耗はさほど無い感じだ ったので、もう少し頑張ってもらうことに(^^;) クラッチアウターの内面研磨と双方を脱脂して組付けました。 あと、前回の整備で作動の抵抗とならない様に敢えてトルクカム部へのグリース 量を減らしてたんですが、この部分はタップリグリースを付けないと焼き付きを 起こすらしいです(^^;) 古いグリースを拭いてからモリブデングリースをタップリと入れました。 あっ、タップリと言っても周囲にグリースが飛散しない程度の量でですよ(^^;) 俗に言われるセンタースプリングの熱ダレも気になったんですが、冷静に考えて みると、鋼製スプリングが熱ダレする程の熱があったとしたら、先にベルトが溶 けていると思うし、冷却ファンでクランクケース内も冷却されているので有りえ ない現象だと思い、センタースプリングはそのままです。 |
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続いてウエイトローラー(WR)の調整を もう少しトルク感が欲しかったので。 今までは左の12g×6個を使っていたん ですが、少し軽く・・・ 右側の純正11gのWRを3つ混ぜて3g 軽くしてみました。 |
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バランスが大事なので、交互にセットしま す。 以前までは、異重のWRを混在させるのは 良くないと考えていましたが、プーリーを 移動させるだけのモノなので、大丈夫だと 知り、今回違う重さのWRと混ぜて重さを 合わせてみました。 ただ、3個とかにWRの数を減らすと過負 荷で摩耗してしまうらしいので、必ず所定 の数のWRはセットしましょう。 |
で、組み上がってから試走。ワザと登坂路のあるコースを通って、GSとホムセ ンに。 今回、WRを若干軽くしたので、少しだけ加速は良くなりました。反対に最高速 出るまでが長く・・・これは相反することなので仕方ないですね(^^;) 登坂路でも以前の様に走ることが出来ました。 |