激安バッテリーの検証




以前売価¥2,600と言う格安の新品バッテリーを購入し使っていましたが、2ヶ月振りに
セルを回したところ、ウンともスンとも言いませんでした。バッテリーを交換するまで使って
いた純正バッテリーは、その位放置しててもセル回ったんですけど・・・。

そこで、純正バッテリーと、激安バッテリーの「自然放電による電圧降下検証」をしてみまし
た。



検証期間は途中数日空くこともありましたが、5/27〜7/9までです。検証中はコマジェに乗
れませんでした(T^T)

上のグラフは、充電開始後から2つのバッテリーを同じ場所に保管しつつ、日々の電圧を測定して
行ったものです。電圧値は、無負荷開放電圧です。

激安バッテリーは、同じ環境で充電しても、満充電まで達しません。純正はしっかり満充電ライン
を越えています。

その後2つのバッテリーとも緩やかに右下がりのラインを描いてますが、検証開始からたった15
日目で激安バッテリーの方はFULLのラインに達しています。更に13日後から電圧が急降下し
ています。

激安バッテリーは、検証開始から約1ヶ月でLOWのラインに達してしまい、その後はゆっくりと
最終放電電圧に向かっています。

その点、純正バッテリーは検証期間中ずっとFULL以上を維持しており、自然放電には強いこと
が分かりました。

検証最終日でも、セルは回りエンジンも一発始動でした。試運転後の測定値も満充電を示しており
充放電は正常と判断が出来ましたので、再度純正バッテリーに戻しました。

結論的には、毎日通勤等で使うのなら激安バッテリーでも対応出来ると思いますが、自分の様にた
まにしか乗らない人は、国産メーカー品で尚かつ休止中はバッテリー配線を外していた方が長持ち
すると思います。



激安バッテリーです。
効能的には、フルカルシウム合金電極を
採用しており、自己放電が少ないとあり
ましたが、見事に裏切られました。

でも¥2,600を授業料として、上記
の検証が出来たことは、良かったと思い
ます。

電極のシール性が悪い様で、使用中に結
晶が出来てしまいます。