ナビ取り付け



FI(インジェクション)車は、アフターファイヤーが出易いんですが、そもそもワザとそうして
いるんです。

アクセルを戻した時、未燃焼ガスの一部が排気ポートから出てしまいます。そのままだと環境に良
くないので、AIS(Air Induction System)から排気ポートに空気を送ってエンジン外部で再燃
焼させていて、その燃焼音がアフターファイヤーとなります。

ノーマルマフラーでも当然起こっていますが、消音効果が高いので殆ど気になりませんが、社外の
ストーレートマフラーに交換するとモロに聞こえる様になります。

今までインジェクションコントローラーで燃調を濃い目にして対策していましたが、上記のシステ
ムがある限り改善はしません。

そこで、今回悪の元凶となっているAISを撤去してみました。当然環境には良くないですが…
今回は、費用のかからない方法で撤去してみました。

システムを撤去するに当たって必要なものがありますが、椅子脚キャップ(40円)と、棒端キャ
ップ(6個入190円)だけです。ホームセンターなどで入手可能です。

これがマジェスティ125に付いているAIS
一式です。

白いタンクは、エアークリーナーで、黒い箱状
の物がAIS本体になります。

AIS本体のステー部だけ再利用。じゃないと
カバーを固定出来ません(^▽^;)

ホンの少しだけど軽量化が図れます(^▽^;)

対策はこんな感じで行いました。棒端キャップは、結束帯で固定出来、通常負圧なので
抜けることは無いと思いますが、ゴムキャップの方は台形なので結束帯ではズレてしま
い固定が出来ませんでした。
しかし、排圧の殆どは断面積の大きなマフラー側へ行くので、コチラ側にはあまり掛か
らないと思うのと、結構キツメにハメているので、抜けることは考えられませんが、少
し心配な所もあるので、他に良いものがあれば、交換したいです(^▽^;)

試走しましたが、皆無ではないですね(^▽^;) パイプ内の空気が悪さするのか軽く出ます。
がっ!フルスロットルからの戻しでは出なくなりました〜 y(^ー^)y
気分的にとても良い感じになりました(⌒∇⌒)



とうとう、AISの残パイプを撤去しました(⌒∇⌒)
なかなか詳しく説明しているサイトが無かったので、今回人柱になます!
よって、いかなる場合も自己責任でお願いしますよー

標本として購入したエンジン側のAIS空気
流入口です。
エンジンへの取り付けはやはり圧入の様です。
中央の太い部分から左がエンジンのシリンダ
ーヘッドに圧入されている感じになります。

材質はSUSで、こんな小さなパイプが結構
します(^▽^;)

台湾製の様です。
AISの残パイプの先はこんな感じで、上写
真の右側に差し込まれホースパンドで締めて
あるだけです。

国産車だとだいたいフランジ接続なので、塞
ぐのも容易ですが、コマジェは工夫が必要で
す。

銅製の筒型ガスケットを介していますが、一
度パイプを外すと排気漏れします(^▽^;)
もしパイプを取ることがあれば、銅製筒型ガ
スケットを事前に購入しておくことをお勧め
します。

ホースバンドは締め過ぎるとバカになるので
注意しましょう(^▽^;)
これがAISの銅製筒型ガスケットです。

これは日本製の様なので、もしかすると他車
にも使われている物かも知れません。
こんな感じで接続口に挿して使います。
↓ で、考えられる蓋のしかたは2種類 ↓
蓋をするべき方のパイプサイズは、外径が12mm、内径は9mmでした。
パイプ内にねじを作ってM10のボルトで栓をするか、パイプの外側をダイスでねじを作って
M12の袋ナットで蓋をするか・・・

自分は作業性からボルトで栓をする方を選択しました。
M10のタップはあるけれど、相手はSUS
通常のタップでは加工出来ないので、この為
だけに、高価なSUS用タップを買いました。

エンジン内に切粉が入るのがイヤだったので、
止まり穴用のスパイラルタップにしました。

これだと切粉は外側に出て来ます(⌒∇⌒)
栓となるボルトですが、当初は六角ボルトを
考えていましたが、パイプが丸でボルトが六
角だと目立つのて、同じ丸の六角穴付ボルト
にしました。

エンジンの振動で脱落もするだろうからねじ
止め剤を塗ってから締めました。

勿論ボルトもSUSです。

やっと栓が出来ました。これでもう二次空気
が入ることは無いでしょう(⌒∇⌒)

AISの残パイプが撤去出来て見た目もスッ
キリました。(⌒∇⌒)

本当はエンジン外してやった方が楽そうでし
た(^▽^;) 大変だけどね・・・

アイドリングしたけど、心なしか静かになり
ました(⌒∇⌒)