キックスクーター購入 2



長らく利用して来た5インチウィールのキックスクーターですが、やはり小さいん
ですよね。コンクリート面とか粒径の細かなアスファルト面ではとても快適なん
ですが粒径の大きなアスファルト面は振動も音も大きく乗り心地はよくなかった
です。それと所詮は子供用なんで乗っていて少々羞恥心も^^;

そこで大人用のキックスクーターを購入しました。ウィールが8インチになり本体
も頑丈な作りになっています。一方で組み立てと格納に時間がかかります><

今まで利用していたキックスクーターです。

JD RAZOR MS-105

6才以上 耐荷重 90kg
5インチ ウィール
重量 2.8kg

基本はやはり子供仕様ですよねー^^;
今回購入した大人用(向け)キックスクータ
ーです。

製造会社は多分1社で、数社にOEM提供をして
いる感じですね。購入したのは「TENBOOM」
です。

8才以上 耐荷重 100kg
8インチ ウィール(ウレタンタイヤ)
後輪フットブレーキ、ディスクブレーキ併用
リヤサスペンション付き
ベル付き
サイドスタンド付き
ハンドル高さは3段回に調整可



リヤ・ディスクブレーキの調整

キックスクーター用なのか、自転車用の流用
なのか、検索しても同じモノは見当たりませ
んでした><

開梱時では、ブレーキワイヤーが緩めてある
ので調整が必要です。(ブレーキレバーが握
り切れてしまう)
ディスクブレーキなので特に調整と言う調整
はありません。

ディスクとパッドが接触しないように矢印の
ネジを回してキャリパーの傾きを補正する程
度です。

若干ディスクに歪みがある感じですが、価格
帯を考えれば目を瞑れます^^;
これはブレーキを真上から見た絵です。キャ
リパー内が見えるように透視化し、部位別に
色を付けてみました。

緑部はブレーキステーでフレームに固定され
ていて動きません。

この様にディスクとパッドが平行となるよう
に調整します。タイヤがスムースに回ること
を確認します
キャリパーが前後にズレていると、常時ブレ
ーキがかかった状態となり、タイヤは回りま
せん。
また、キャリパーが傾いていてもパッドがデ
ィスクに接触してしまい、タイヤの回転が重
くなります。
調整ボルトはテンション用の巻きバネを介し
ていますが、バネレートが低く走行振動で緩
むことでキャリパーが傾きタイヤが重くなっ
てしまいます。

応急対策として、矢印の部分に低力ネジロッ
ク剤を塗布して調整を兼ねてねじ込み、固定
しました。
調整ボルトの構成はこんな風になっています
パッドです。自転車用の流用かと思ったので
すが形状が違います。摩耗したらどこで買え
るのかはナゾです^^;

概寸
 幅27.55mm、高さ18.2mm
 厚さ5.5mm(プレート含む)
小さくてもパッドです。

全周の角をヤスリで落とし、脱脂して初期制
動力を高めました。

ブレーキの分解ついでにウィールの軸受(ベ
アリング)の規格を確認しました。

使われている軸受の規格は前後ともABEC-7の
両側鋼板シールド形608ZZで、1つのウィール
に2個(両面)装着されています。

ABEC-7は精度記号で、JIS4級に相当します。
通常のベアリング等級は、JIS0級です。



キックスクーターはローラースケートやスケートボードと同様「遊具(玩具)」に
該当するそうで自転車のような「軽車両」ではないようです。車両ではないので、
保安部品(ライト、ベルなど)の装着義務はないようです。まぁそもそも法律上に
キックスクーターが誕生する想定はなかったみたいですね。メーカーは自主的にベ
ルを付けたりブレーキを装着している感じです。

運行については、車両や人が多い場所での利用ができません。罰則は罰金のみのよ
うです。ただ、どの程度が「多い」に該当するかの千引きは曖昧なようで「見た目
」と「良識」に委ねられている感じですね。

通行帯は路側帯と歩道どちらもOK。軽車両ではなくオモチャなので^^; まぁ歩道
を走行するのが安全でしょうね。

事故が増えれば当然法ができるんでしょうけど。



定番のウィールベアリングの交換をしてみました(^o^)

ベアリングは、上で確認した608ZZを4つ購入
しました。

メーカーは有名なNSK(インドネシア産)製

1輪に2個使用するので、4つ必要です。
ウィールからベアリングを抜きました。

本来はベアリングプーラーを使うところです
が、内径8mmの小さなベアリングプーラーは
高価です。

ここは知恵を使って外しました。

ベアリングとベアリングの間には、カラーが
入っているので、組む時に入れ忘れないよう
に。
交換後の感じは、プラシーボ効果かも知れませんが惰性で進む距離が伸びたような