我が家のREGZA HDDサーバーから、通電中「キーーーーン」と言う高音域の音が出
続けるようになってしまいました。勿論、音以外は正常に機能しています。

これは「コイル鳴き」と言う症状で、電源部にあるコイルがノイズにより振動して
出る異音です。

音以外は特に問題ないとは言われますが・・・気になるので修理してみました。

画像クリックで修理前のコイル鳴きが聞けます
音量を高めにしてご覧ください。
電源を抜いた後、前面パネルからminiB-CASカ
ードを一度押し込んで抜き取っておきます。
リヤパネルの部のねじを外します。

ファンを止めているねじだけタッピングねじで
す。後で間違えないように。
両サイドのカバーを外すと更に1本ずつねじが
ありますのでこれも外します。

これで主パネルが外れます。両下部を開くよう
にしつつ後ろを持ち上げる感じで前側の嵌合を
外します。ちょっとコツが必要です。

あとパネルは切断面にバリがあります。切創に
注意しましょう。

フロントパネルを外す前にフラットケーブルを
メイン基板から抜きます。フロントパネルは全
て爪です。裏側に3箇所、両サイドに1つづつあ
ります。
HDDのコネクタを外します。

パソコンとは違っていて、中継ボードを介す形
で接続されています。
HDD固定ねじを4本外してHDDを外します。
電源部を見てみると不良らしい部品がありまし
た。

放熱性の悪い場所に置いていたので、発熱によ
りパンクぎみになっていたみたいです。

上部が膨らんでいます^^;

電解コンデンサが機能しなくなると、ノイズを
含んだ電流がコイルに流れ、振動を起こしてし
まうようです。

勘でこの2つの電解コンデンサを交換しました。
電解コンデンサの規格は2つとも
16V 2200μF です。直径約13mm、高さ約25mm
と大きいので、低ESR仕様と思います。

Su'scon製です。1978年設立の台湾系中堅企業
の様で、現地日系メーカー工場向けに使用され
ているみたいです。
今回購入したのは、マルツパーツさんで、
日本ケミコン製の同仕様電解コンデンサです。

サイズもほぼ同じでした。

送料込みで998円でした(^^)v
多層基板ではなかったので簡単に外せました。

スルーホールがいくつかありますが、
の●
に電解コンデンサのマイナスラインが合う向き
で付けます。(2個とも同じです)

電解コンデンサは、僅かに基板から浮かして取
り付けると良いそうなので、その様に付けまし
た。
無事、交換完了しました。

パネルを付ける前に感電に注意しながら通電。

お〜っ、コイル鳴きが無くなりました〜(^^)v

※音が出ていたと思われる部位は、黄色のコイ
 ルです。

メーカー修理だといくらかかるのかな?

自分でできるなら1000円以内で直せますよ♪

逆の手順でパネルを取り付けて完了です(^^)