バッテリー電圧の見える化



本体に内蔵されているバッテリーは、HuiNengと言うメーカーのバッテリーの様
ですが、会社サイトは出るものの、本体情報は見つからず結局の所このバッテリーの正
体は分からず・・・でも、形状が酷似したバッテリーが他社にもあって、完全密閉鉛蓄
電池と呼ばれるみたいで、ディープサイクルバッテリーになります。

電解液は電極に染み込んでいるみたいで、どんな向きで使っても液漏れは無い様で充電
中にガスの外部漏れもない様です(内部で還元)

ただ、キャンピングカー等に使われるサブバッテリーとは違い、このタイプは産業用に
類別されていて、ソーラー発電のバッテリーだったり、乗用玩具や無停電装置に使われ
ているみたいです。

ディープサイクルバッテリーとは、充電池の様に空になるまで使ってまた満充電し、ま
た空まで使うと言った使い方をするもので、丈夫な電極になっています。
反面、大きな電力を放出するのは得意ではありません。電極が頑丈な故に内部抵抗が大
きいので。

カー用バッテリーは、始動時に大電力を放出、後はオルタネーターが充電してくれて次
回の始動に備える使われ方をするので、電極の頑丈さは不要で、内部抵抗が低くなって
います。

よって使い道が全然違います。

ディープサイクルバッテリーは空まで使えると書きましたが、0Vまでと言う訳ではあ
りません。12V鉛バッテリーの放電終止電圧は、10.5〜8Vです。これよりも電
圧を低くさせると過放電となってバッテリーが著しく劣化してしまいます。

なので、電圧チェックが重要になります。

そこで、デジタル電圧計を設置することにしました。

電圧が読めれば、満充電か全放電かが分かります(^^)
電圧は無負荷状態で確認しなくてはなりません。充電や使用から1時間後位の時に測定
します。

端子電圧 12.9〜14.0V 充電中・過充電
端子電圧 12.6〜12.8V 満充電
端子電圧 11.5〜12.5V 良 好
端子電圧 10.5〜11.4V 要充電
端子電圧 10.5V未満    使用禁止・即充電

自作のレベルシートを作りました。良ければ使って下さい(^^) → PDF

何はともあれ必要なものは電圧を見る計器です。
アナログとデジタルが存在しますが、電圧など
細かいものを見るにはデジタルが一番です。

前回別用途で買ったものがなかなか良かったの
で今回も同じ物にしました。

既に完成品で、表示用の電源を別に設けなくて
良い2線式のものです。

値段は数百円(^^)

とても小さな電圧計で、表示は、10V未満が
小数点第2位まで、10V以上だと小数点第1
位の表示となります。

サイズは、23.0x15.0x7.5mm
(基板の厚みは含まず)

取付穴径は2mmで芯間は33.0mmです。
メチャ安だけど、信頼性は?と思うので今回も
定電圧電源装置を使って電圧の比較をしてみま
した。

テスターの値は13.79V、でミニ電圧計は
13.8V

ピッタシですね。

だからまた買ったんです(^^)

ちなみに、もうひとつ心配な点が・・・
消費電流です・・・

実測した所、13.7Vの時、0.01A
(0.1W)でした。

殆ど無視出来る電流です。

理論上、電圧計だけを点灯し続けた場合、バッ
テリーは、43日も持ちます。
ケースの加工は結構大変でした。
厚みが3mmもあるので硬くて・・・

リュータで削ったのでケバケバに(^^ゞ
カッターで成形しました(^^ゞ

半導体部品店でM2−5ビス付の6mm樹脂ス
ペーサーを購入しました。

ねじは無色なので、あまり目立ちません(^^)

仕上がりは表示面が板厚の真ん中まで沈む感じ
で取付られました(^^)本当はツライチにしたか
ったんですが、高さの合うスペーサーが無くて
取り付け後です。

開口部の隙間とケバケバは多めに見て下さいネ
(^^ゞ

しっかりと取付が出来ました。
電源ONで点灯表示します(^^)。
バッテリー容量ランプはグリーンが2つ点灯で
満充電表示。

この時の電圧は12.9V。充電後だったので
まだ高めです(^^ゞ

その後12.8Vで安定しました。