B5ノートパソコンの接続を考える



実際に機器を接続してみてデータ収集してみました

計測にはテスターを2台使ってポータブル電源の電圧をモニターしつつ、ポータブル電源と負荷
の間で電流を計測しました。

尚、各計測値は瞬時値です。接続負荷はB5ノートパソコンです。


ACインバータ(300W仕様)
状 態 電圧(V) 電流(A)
インバータ電源ON 無負荷 12.36 0.39
ACアダプタ接続 PCバッテリー付 11.58 1.59
PC起動中 低電圧アラーム鳴動により実験中止
PC起動後
ACアダプタ接続 PCバッテリー無 12.45 0.43
PC起動中 低電圧アラーム鳴動により実験中止
PC起動後
DCコンバータ(80W仕様)
状 態 電圧(V) 電流(A)
インバータ電源ON 無負荷 12.56 0.01
ACアダプタ接続 PCバッテリー付 11.53 1.49
PC起動中 10.94 2.93
PC起動後 11.70 1.16
ACアダプタ接続 PCバッテリー無 12.50 0.03
PC起動中 11.26 2.23
PC起動後 11.17 2.20

インバータ自身が消費する電力が4.8Wと高くポータブル電源の様な非力な電源
に300W仕様のインバータは酷な様です(^^ゞ

一方でコンバータの方は自身が消費する電力が0.1Wと段違いに低く、やはりD
C同士に変換する方が効率は良さそうです。

今回の実験で実際消費される電圧・電流が分かったので、再度実際にどの位の時間
使えるか計算してみます。

接続機器は、B5ノートパソコンとしての算出です。

ノートPC最大電流 2.93Ax余裕係数1.5=4.4A
コンバータ消費電流 0.01A
合計消費電流 4.41A

使用時間=バッテリー容量÷負荷電流×ロス係数0.8なので、
    =13AH÷4.41A×0.8
    =2.4H(2時間24分)

と、なりました。3時間までは持ちませんね(^^ゞ

ちなみに、将来バッテリーの容量をUPしたとすると・・・

17AHにした場合 → 3.8H(3時間05分)
20AHにした場合 → 3.6H(3時間36分)

と、それぞれ使用時間を長く出来そうです。

コンバータの入力電圧の仕様は、11〜14Vなので、11Vを切ると本体の発熱
が多くなり、発振音もして出力も断続的になってしまいます。
注意が必要と思います(^^ゞ