不注意により「また」フロントバンパー下を擦ってしまいました(T^T)。
装備されているブライドモニターを見ていれば未然に防げたことだったのですが、画面を出すのが面倒で、
殆ど使っていないのが実情です(^^ゞ。

前回は、日産クイックプロペイントで修理してもらいましたが、1カ所25,000円もするので、今回は
D.I.Y.でやってみました。

ペイント補修は以前にも数回経験していますので、余った資材を使うことでペイント代のみで材料が揃いま
した。

結論から言いますと、やはりペイントは難しいです。キレイに修理したい方にはお勧め出来ません。自己満
足のレベルなら、出来ると思いますヨ(^_^)

市販のペイントは、「新車時の色」を元に製造されている為、数年乗っている車に塗ると色が合わなくなる
と思いますので、専門のショップへ出した方が良いでしょう。


用意するもの
 ペイントスプレー、クリアースプレー、ぼかし剤、プラサフ剤、バンパーパテ、バンパープライマー、脱
 脂剤、耐水ペーパー(150、320,600,1000,2000)、コンパウンド(粗目、細目、極
 細)、当て木、カッター、マスキングテープ、新聞紙、養生シート、キッチンペーパー


右転回でこの角に当ててしまいました。ブロッ
クが低く目視出来ませんでした。
ブラインドモニターを使っていれば・・・
ブロック相手だったので、かなり深くえぐられ
ています(T^T)。
周囲に傷を付けない様に、マスキングテープで
保護します。薄い金属テープがあれば、尚良い
です。
ささくれ部分をカッターで削り取り、溝を15
0番の耐水ペーパーでならします。
ならすとこんな感じになります。
整形した面と周囲の油分を脱脂剤を使って除去
します。
傷周囲を少し開けてマスキングします。
プラスッチック素材のパンパーとバンパーパテ
の密着度を上げる為に、必ずバンパープライマ
ーを塗布します。軽くで大丈夫です。
出来た溝を埋めるために、バンパーパテを使用
します。バンパーパテは2液性です。お互い同
量を出し良く混ぜ合わせます。分量が違ったり
混合が弱かったりすると、硬化不良やひび割れ
の原因になるので注意が必要です。
バンパーパテは、バンパー部専用のパテで、乾
燥すると弾力性があります。
ちなみに、エポキシ系接着剤もパテの代わりに
なります。5分硬化型等を使うと作業性が良さ
そうです。このパテの乾燥時間は、約1時間で
す。傷に擦り込む様にしっかりとパテ付けしま
す。
パテが乾燥したら、320番の耐水ペーパーで
研磨し面を出します。削り過ぎない様に指でな
ぞって周囲と段差がない状態にします。
付けた殆どのパテが除去され、凹部にはしっか
りとパテが入っています。もし気泡があった場
合、再度パテ付けをして研磨します。
脱脂剤で表面を脱脂した後、傷周囲をマスキン
グテープで覆います。
下地剤のプラサフを塗布します。明るい塗色に
はホワイトプラサフを使用すると、仕上がりが
綺麗になります。
黒い下地が完全に隠れる迄、重ね塗りします。
マスキングテープを取り、乾燥させます。
※この後悪天候の休日が続き、2週間このまま
 で走ってました(^^ゞ
乾燥したプラサフを1000番の耐水ペーパー
で周囲との段差が無くなるまで、丁寧に研磨し
ます。ココの仕上げが大事です。
こんな感じに仕上げます。少し下地の黒が出て
いますが削り過ぎるとこうなってしまいます。
一番難しいところです。実際は薄くプラサフが
乗っていましたので、このまま進行します。
(^^ゞ

バンパー下方ですので、ジャッキアップして作
業位置を高くした方がやり易いです。
塗装範囲を広く取るのがコツです。
外せる部品は外し、周囲をマスキングします。
外気が低い時は、ぬるま湯で温めるとガス圧が
高まり、細かい粒子での塗装が可能です。
暖め過ぎ(40℃以上)ると爆発する危険があ
るので、厳重注意です!
塗装面を脱脂剤で脱脂してから塗装を開始しま
す。
最初から厚く塗ると塗料が垂れてしまうので、
薄く数回重ねながら塗ります。
塗装と塗装の間は、2−3分開けて塗ります。
パールマイカやメタリック塗料は、良く振り混
ぜてから塗ります。
最初は新聞紙等に捨て吹きをして、色や噴射状
態を確認してから塗装します。
数回のベース色塗装の後、クリアーを数回重ね
塗りし、周囲に軽くぼかし剤を塗布して完成で
す。
このまま約一週間以上放置して、完全に乾燥さ
せます。
塗装が完全に乾燥したら、最終行程の研磨作業
です。
塗装面の汚れを洗浄して落としておきます。
塗装面にザラ付きがある場合は、2000番の
耐水ペーパーで軽くならします。
粗目→細目→極細の順でコンパウンド研磨をし
ます。余り研磨し過ぎると、下地が出てしまう
恐れがあるので指先で研磨状態を見ながら慎重
に進めて行きます。



研磨終了後は、塗装面を保護する為、WAXで
仕上げます。

素人レベルでもココまで直ります(^_^)。


番 外 編