バンパー・ボディ板金修理

(番外編)



自分の車の修理を見届けた親父が「俺のもやってクレ」と言ったので、費用も貰えるし腕も磨ける?しで
引き受けました(^^ゞ

基本的には「本編」と同じ作業です。

例のごとく、バンパー下の角をヤッてます。 拡大するとこんな感じにささくれています。

作業位置が低くやり難いので、フロントを持
ち上げて行います。

作業時は写真の様に必ずリジットラックを使
用して車両を安定させます。

ジャッキだけで絶対に作業を進めないこと。
特に両輪を上げた状態では・・・
ささくれは、予めカッターで削り取っておき
ます。ケバケバが残っていてはダメです。
研磨したくない面との境にマスキングをしま
す。
150番の耐水ペーパーで研磨して、大きな
荒れを消します。
脱脂後バンパープライマーを塗布し乾燥させ
ます。
バンパーパテを調合して、傷に擦り込む感じ
で少し厚めに塗り乾燥させます。
320番の耐水ペーパーで荒研ぎし、600
番の耐水ペーパーで仕上げます。
指で触って、段差が感じなくなるまで研磨し
ます。

脱脂後、プラサフ(下地剤)を塗る為にマス
キングをします。
傷より少し広い範囲を塗装します。
マスキングを剥がして乾燥させます。
少し垂れてしまいましたが、この後研磨しま
すので、作業続行です。(^^ゞ
600番の耐水ペーパーで周囲と段差を感じ
なくなるまで、研磨して下地を仕上げます。
その後、脱脂しておきます。
塗装面を広く開ける様に広範囲にマスキング
します。スプレー塗料は意外と広範囲に飛び
ますので。それと、取れる部品は取った方が
付着を防止出来ます。

車は軽商用車の為か、カラー番号の市販塗料
がありませんでした。
そこで初めて「オーダー塗料」の購入です。
店員さんに、メーカー名とカラー番号を伝え
ると、コンピュータで調合比率を検索。表示
された通りのベースカラーを数種類混合し、
ブランクスプレー缶に圧入して完成したのが
このスプレー塗料です。
値段は、¥2,079と若干割高です。
ちなみに色名は、三菱A−31クールシルバ
ーメタリックです
スプレーキャップには、色番と色名が記載さ
れます。
こんな感じで完成しました。今回もまあまあ
の出来でした(^^)

その後、またヤッタと・・・(T^T)。今度は後ろ。壁面ギリギリに縦列駐車した時、壁面から出てたボル
トの頭を引っかけたと・・・。単なる線傷だと思ったら、ボッコリと凹んでました(T^T)。
バンパー修理は自信がある程度付いたんですが、板金となると・・・。自信無いな・・・(-。-) ボソッ

いきなり処置中の写真(^^ゞ
後方よりボルトの頭がめり込んだ為、ボディ
側面が押され膨らんでいました。ハンマーで
面を見ながらある程度平滑し130番のペー
パーで、塗装を綺麗に剥がし地金を出します。
脱脂処理をした後、パテ付けです。このパテ
は厚付パテと言うもので、2液性のものです。
主剤に硬化剤を混ぜ使います。約1時間程で
カチカチになります。面より少し膨らむよう
に、そして裾の方はしっかり延ばして付けま
す。
今回も不要なバンパーを撤去しての作業です。
実はずっと付けたままでしてたんですが、作
業効率が悪かったので、この時点で外しまし
た(^^ゞ
320番のペーパーでパテを荒研ぎします。
その後600番で仕上げます。触って段差が
なるなるまで。作業は、正常な反対面を参考
にして3次元曲面を作成しながら研磨します。
白い点は、出来てしまった気泡を埋める為の
薄付パテです。ココでの作業がとても大事で
す。
既に日が暮れてしまいました(^^ゞ
パテ面を脱脂してから、少し広い範囲に下地
塗料(サフェーサー)を塗布します。パテが
完全に隠れるまで、重ね塗りをします。
1000番の耐水ペーパーでボディと平滑に
なる様に研ぎます。段差があるままでペイン
トすると、補修した所が目立ってしまいます。

補修範囲より広めに開けてマスキングをしま
す。いつものことながら、外せる物は外しま
す。
バンパーの小傷も同時ペイント中
塗装完了です。1週間後に研磨作業をします。 研磨作業完了。塗装面が広いのでプロの様に
は仕上がりませんが、凹んで塗装がパリパリ
に剥げて錆が出るのを待つよりは余程良いと
思います(^^ゞ。