充電池 充電評価



我が家では、以前から少しずつ乾電池から充電池へとシフトしています。
理由はやはり「使い捨てはもったいない」と言う意識からです。
1本当たり500回の再生は魅力的です。

で、新しい充電池が出ると試してみたくて買ってしまい、充電器も時代と
共に増えていきます。

とここで2つの疑問が・・・
@昔の充電器で今の充電池は充電出来るのか?
Aメーカー違いの充電池を充電出来るのか?

充電器
@ TOSHIBA THC−34GH
単3、単4急速充電器

OUT 1.2V 900mA×2本時
         450mA×4本時
A SONY BCG−34HRE
単3、単4急速充電器
(放電機能付)


OUT 1.2V
 単3 1050mA×2本時
     525mA×4本時
 単4  600mA×2本時
     320mA×4本時

放電スイッチを押すと、放電が開始する
放電が完了すると充電に入る
B SANYO eneloop
         NC−TGN01
単3、単4急普通充電器
(準急速機能付)


OUT 1.2V
 単3  600mA×2本時
     300mA×4本時
 単4  300mA×2本時
     150mA×4本時

両サイドが準急速ポート
電池2本までの時、このポートに接続す
ると準急速充電が可能

ニッケル水素充電池(単3形)
SANYO eneloop
電池容量 Min 1900mAh
Panasonic EVOLTA
電池容量 Min 1950mAh
Panasonic
電池容量 Min 2000mAh
FUJITSU HYDRO POWER
電池容量 Min 2300mAh

実験−1
 最新充電池のeneloop、純正以外の充電器で充電出来るか?
どの充電器で充電しても、満充電電圧の1.35〜1.40Vの範
囲に入ったので、「充電は出来る」ことは確認出来ました。

@の充電器は、古いものなので満充電電圧が一番低かったです。

意外だったのは、純正充電器よりSONYの充電器の方が満充電電
圧が高かったことです。でももしかすると過充電になってたのかな
?(^^;)

実験−2
 各充電池と充電器の相性は?               
やはり、旧式の充電器で充電した充電池は、満充電電圧が他の充電
器で充電したものより低い結果となりました。
SONYの充電器は、急速だけどそこそこ好結果でした。



豆知識

 急速充電器は、早く正常に使える電圧まで上げるものです。
 通常充電器は、じっくりゆっくりと充電して「満充電」にするものです。

 急速充電器は便利だけど、多用すると充電池の寿命を短くしてしまいます。
 急がない場合は、通常充電器で1晩かけてゆっくり充電することをお勧めし
 ます。

 ニッケル水素充電池にも「メモリ効果」が発生します。追加充電を頻繁に行
 っていると、使える容量が減ってしまうと言うものです。充電しても、すぐ
 に使えなくなってしまったら、この現象が起こっていると思います。
 単にメモリ効果が出ている充電池は、放電器を使って1.0V程度まで放電
 させてから充電をすると、元に戻ることがあります。
 尚、寿命になった充電池はこの方法でも復帰しません。

 充電池の最終放電電圧は、1.0Vです。これよりも放電してしまうと、充
 電池の寿命を著しく縮めてしまいます。この電圧を下回った充電池は、エラ
 ーとなって充電出来ない場合が多いです。
 放電には、放電停止電圧を設定出来るものが理想です。
 また1本の充電池を放電する時は心配ないけど、数本が直列接続されている
 いわゆるバッテリーパック(バック充電池)などでは、個々の充電池の電圧が
 バラ付いている場合があり、電圧の少なかった充電池は過放電になってしま
 うことがあるので、注意が必要です。
 パック充電池が6本までならそのまま6Vに設定して放電スタートします。
 パック充電池が7本以上の場合は、実数より1本少ない数に1.0Vを乗じ
 た電圧に設定して放電スタートさせます。
 このことにより、ある程度は過放電を防ぐことが出来るそうです。

 乾電池の容量は、バッテリチェッカー等で良否の判断が出来ますが、充電池
 の場合はその特性から使い切るまで定電圧なので良否の判断が出来ません。
 目安として、使用前の電圧が1.35V以下になっていたら充電してから使
 いましょう。

乾電池と、ニッケル水素充電池の
放電特性についてはこちら。

 pdfファイル 25kb