このホームページを公開しているサーバー機を久々に開けて内部清掃でもしよ うとしたら、なんとマザーボード上にある電解コンデンサのテッペンが膨らん でいて液漏れしているものも・・・w( ▼o▼ )w オオォォ!! 合計10個がダメでした。 電源ラインのノイズを取って安定供給するのが目的だそうで、そんな状況でも サーバーとしては機能していました(^^;) メーカー修理に出すと、納期もかかるし費用も2万前後する様なことも聞いた ので、コレにそんなにお金はかけれないゾォ〜と悩んでいました。 そこで、色々と探してみると同じ症状になって自分で交換している人達が結構 いましたので、その記事を参考にしながら、自分もやってみることに(^^;) 最初、普通に売られている数十円の電解コンデンサで良いんだろうと思ってい たけれど、マザーボードには「低ESR品(高周波低インピーダンス)」が必 要とのことで、まず部品を探すことからはじめました。 色々と探した結果、札幌にマザーボード専用品なる部品を売っているお店を見 つけ送ってもらうことに。お店はココです。 あとは、下をご欄下さい(^^;) |
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サーバー機として使っているDELLのパソコンで す。タイプは、OptiPlex GX270(BTO)です。 企業の払い下げ品を購入しました。 DELLのパソコンは、BTOと言って顧客のニーズ に合わせてカスタマイズされているので、形式 だけで中身の構成を把握することは難しいです。 ウチの機器スペックは、以下の通りです。 |
DELL OptiPlex GX270(BTO) プロセッサ インテルPentium4プロセッサ 2.60CGHz FSB 800MHz(L2キャッシュ512KB) オペレーティングシステム Microsoft WindowsXP Professional システムチップセット インテル 865G チップセット システムメモリ デュアルチャンネルDDR-SDRAM Non-ECC(システム最大2GB) 256MB×2=512MB(^^;) ディスクコントローラ ATA-100デュアルチャンネル BusMaster EIDE(PIO MODE4サポート) 表示機能 インテル Extreme Glaphics2コントローラ(チップセット内蔵) ハードディスクドライブ 40GB ATA-100サポート EIDEドライブ 7200回転 補助記憶装置 フロッピーディスク 1.44MB 3.5インチ(2スピード) CD-ROM CD読込24倍速 EIDE サウンド機能 AC'97 AD1981Bサウンドコントローラ(チップセット内蔵) コネクタ/ポート シリアルポート×1 パラレルポート×1 ビデオポート×1 マウスコネクタ×1 キーボードコネクタ×1 USB2.0ポート×8(前面×2、背面×6) RJ45×1 オーディオイン×1 オーディオマイクイン×1 スピーカーアウト×1 ヘッドフォン×1(前面) ネットワークコントローラ インテル PRO 1000MT(10/100/1000)ネットワークコントローラ(オンボード) その他 WAKE UP ON LAN 対応 電源定格出力 160W |
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これが、マザーボードです。 CPUソケットは、478タイプ 電解コンデンサを取り替えるのにリテンション モジュールベースが邪魔なので外したんですが 止めピンが固着していて抜けず、結局壊しなが ら抜きました(^^;) 後から分かったこと。このピンなかなか売って なくて・・・何軒かお店を回ってファン固定用 のピンが代用出来そうで買ってみたら、ピッタ リ(^^) 良かった〜(´▽`) ホッ |
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不良の電解コンデンサは、□や○の箇所 いずれも電源の近くにある電解コンデンサがダ メになっていました。 |
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電解コンデンサのアップ テッペンが膨らんだり、中の液が漏れているの が分かると思います。 故障していた部位と電解コンデサは以下の通り です。 (順不同) C105 10V 680μF 105℃ ニチコン 1個 C259 6.3V 1500μF 105℃ ルビコン 1個 C117〜C121,C128,C392,C1194 6.3V 1800μF 105℃ ルビコン 8個 |
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電解コンデンサを交換するのに買った工具 小さいニッパがなかったので・・・ これ100均製です(^^;) 刃の合わせには隙間 はなく、しっかりとした作りです。 でも切れ味が・・・力を入れないと切れない感じ (^^;)まっ使うのも今回くらいだろうから・・・ 半田吸引器 スルーホール内の半田を抜くのに必 要。これも今回限り?ってことでオークで460 円のもの。耐久性は?だけど、今回の作業位では 役に立ちました。 あと、最低でも60Wの半田こては必要です。 40Wしかなかったんで全然半田が溶けずかなり 苦労しました。 電解コンデンサは、面の広いグランドに接続され ているので、弱い半田こてでは熱が奪われてしま い半田が溶け難くなるんです。弱い半田こてでグ リグリしたので、ランドが壊れてしまった・・・ ( p_q)エ-ン まっ半田を流し込んだので、たぶん大丈夫でしょ う(^^;) |
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電解コンデンサを抜くのは比較的簡単でした。 足の部分の半田を左右交互に溶かしつつ、電解コ ンデンサを倒す様にすると、ポロッって感じ(^^) で、スルーホールに残った半田を抜かないと新し い電解コンデンサが入らない訳で・・・ これが凄く大変でした。かれこれ1時間程かかり ました。 ワット数の大きな半田こてでやれば、苦労しなく ても半田は吸い取れたと思います。 で、準備が整ったのがこの写真です。 ( ̄u ̄;)ハァハァゼェゼェ… ご存知だとは思いますが・・・電解コンデンサに は極性(+−)があります。逆に付けると派手に 破裂するそうです!。 くれぐれも極性をプリント基板に印刷されている 通りに付けます。 電解コンデンサは、外装に「−」や帯が記してあ り、マイナス側の足の方が短くなっています。 |
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取り外した電解コンデンサ10個です。 液漏れしてますねぇ〜(・"・;) |
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購入した低ESR電解コンデンサです。 ダンボールの間に刺さって届きました。 頭良いなぁ〜(^^;) 全てSANYO製です。 ¥1,690でした。(送料込み) |
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こんな感じで全て付けました。 付けるのはカンタン!(^^) |
と、全て交換し電源ON! 無事起動しました〜。 でも、液漏れしていても運用は出来ていたので今回交換したけどイマイチ直った〜 って実感がありません。 電源の波形も見ることが出来ないので、ノイズの有り無しも分からず・・・ でも新しくしたと言う充実感と安心感はあります。これでまた使えるでしょう(^^) このサイトを見て、よしやってみよう!って気持ちになった人、本当スルーホール の半田抜きが大変です。60W以上の半田こてでサッサとやって下さいね(^^;) くれぐれも自己責任で・・・マザーボードをゴミにしない様に・・・(^^;) |