エアコン洗浄


10年間、フィルター掃除位しかしていなかったエアコン。ちょっと吹出し口を覗いてみたら、
おぞましい光景が・・・
ウゥッ!! Σ(・"・;) なんか色々な種類の菌が居そう。

今のシーズンになると、エアコン洗浄スプレーが売られているけど、意外と複雑な構造のエアコ
ンをアレだけで綺麗に出来るのかは「?」だと思います。

個人的に疑問を感じる点は、

 ・スプレー圧はどのくらい?、フィンの奥まで届くのか?仮に届いたとして、奥のフィン
  は洗い流せているのか?
 ・洗えたホコリなどで、ドレン管(ホース)が詰まることはないのか?
 ・フィンは洗えても、ファンや吹出し口は洗えるのか?
 ・基本的に外すのはフィルターのみ。カバーの裏など死角の汚れはどうなるの?

要するに、日常ホコリが良く当たる前面の汚れを取って、消臭成分で臭いを取るだけの製品にし
か思えませんでした。応急的に使うなら良いと思うけど。(ーΩー )

そこで、注目したのがよくあるエアコン洗浄なるサービス。エアコンを分解して丸裸にしてから
洗剤と水でしっかりと洗ってくれるサービス。でも費用は1台で平均2万円前後するみたいです
ね。

日頃空調に関係した仕事もしているのと、趣味で使用する手持ちの道具類がせっかくあるのだか
ら、これらを使って自分で出来ないものかと思案した結果、今回チャレンジしたので、紹介しま
〜す。完全自己流ですけどね(^^;)

注意点として、当然、道具類と知識が必要です。まったくの未経験者はやめた方が良いです。


これが我が家のリビングにあるエアコン
です。電圧は200V仕様です。
燃焼系暖房器具がないので、オールシー
ズン使っています。
カバーを全て外したところです。
電源ユニットも外します。

フィン部も吹出し口も丸見えになりまし
た。(^▽^)

コンセントは必ず抜きましょう。
200Vは感電すると肘辺りまで衝撃が
来ますヨ!
普段目に付かないケースの裏側は、こん
なにホコリが付着していました。10年
分です(^^;)
フィルターは付いているけど、密着して
いる訳ではないので、隙間からどうして
もホコリが進入してしまうんですね。
ホコリは、フィン部だけではなくエアコ
ンの横の方にもこんなにホコリが・・・
普段はカバーが付いているので、分解し
ない限り見えないところですが(^^;)

で、これが吹出し口です。ファンには大
量のホコリがこびり付き、風が当たる部
分にはカビがびっしり。
こんな所を通って来た風を気持ち良い〜
なんて言えるのか・・・
菌だらけですよぉ〜
Ψ(´д`)Ψヶヶヶ・・・
まず、掃除機で大きなホコリを吸取ります。次に毛先の固いナイロンブラシやワ
イヤーブラシを使って、フィンに沿って掻き出す様にブラッシング。細かいホコ
リが凄く出てきます。
これは、大きなホコリを取ることで、ドレン管が詰まらない様にする為です。
エアコン周囲を雑巾で拭き取ったら、養生を行います。マスカーと呼ばれる養生
シートが売られています。数百円です。粘着テープにビニールシートが付いてい
るので、簡単に広範囲の養生が出来ます。電源部はかなり厳重に防水して下さい。
シートの裾を丸く窄め、バケツに入れれば準備OKです。
更に、エアーガンで細かい所のホコリを
吹き飛ばしました。
部屋が物凄いことになりましたが(^^;)

養生はこんな感じで。
エアコンを囲む様な感じで広めに行いま
す。
壁紙を剥がす恐れがあるので、マスカー
やテープは、内装用を選択しました。
洗剤は、コレ。しつこい汚れに強いマジ
ックリンです。y(^ー^)y

フィン部と吹出し口にタップリと吹付け
ちょっと放置します。

少しすると、黒い雫がポタポタと・・・
高圧洗浄機は持っていないので、代わり
に使ったものは、このエンジンクリーナ
ーです。
これは、圧縮エアーと水が混ざったもの
が出て来ます。まぁ噴霧器の強力バージ
ョン的なものです。
エアー圧力は、0.6MPaにしてみま
した。かなり強力でした(^^)
すすぎと同時にドレン管へもシューとし
ました。


こんな感じです。勢いありそうでしょ〜
圧力が0.6MPaあるので、レバーを
握ると反動が来る位です。
あまり近くで吹いたらフィンが曲がりま
した。(^^;)
この圧力と水量なら、フィンの奥深くま
で洗えます。
ファン部もこんな感じで洗います。
洗浄したフィンはこんなにピカピカです。
臭いは少し、マジックリンの臭いが。
(^^;)
Σ(゜◇゜;) ゲッ
これが排水されたものです。
タバコを吸わなくてもこれだけエアコン
の内部は汚れています。タバコのある環
境だと、これ以上汚れていることも。

最後にドレン水がちゃんと流れるか、水
を入れてチェック。約1L.程流しまし
たが、溢れませんでした。
洗浄後の噴出し口です。
カビが取れて素材の白色が戻りました。
(^^)
これで新鮮な空気が出てくるでしょう。
(^▽^)/
最後の仕上げはコレです。
塩素系の消毒薬です。
霧吹きで全体的に吹きます。
除菌は当然、カビ発生の抑制が出来ると
か・・・