ドライブプーリー交換 by星野設計



ノーマルスカブはとっても出足が鈍足です。原チャに軽く負けれます(^▽^;)

本来の性能を出すには、駆動系チューンが必須とも言えるスクーターです。

※TYPE M車はノーマルでも良いみたいです(^^)逆に駆動系いじれませんが

今までは、お手軽にウエイトローラーを軽くするチューンを行って出足・加速と
も満足出来ていました(^^)

しかし、高速走行時のエンジン回転数が高くなり過ぎる傾向があったのでなんと
なく落ち着かない感じを受けていました。

そこで各種スクーター乗りの間で大変有名な星野設計さんのオリジナルドライブ
プーリーに交換してみました(^^)

星野設計さんでは、純正ドライブプーリーを使い、そのスクーターの特性を考慮
してウエイトローラー移動距離を切削加工により拡張されています。

スカブ用として2タイプ製作されていますが、迷わず+Sタイプに(^^)

+Sは、ハイ側加工に加えてロー側を更に加工して発進・加速の更なる向上を図
り、且つ高速走行時のエンジン回転数を下げる効果があります。

ウエイトローラーは、24~25gx6が推奨されていますが、今まで同様に2
5gx3個+27gx3個でスタートしてみました。

ノーマルドライブプーリーです。

ベルトの移動距離が分かる様に、事前にプー
リー面に放射状にマジックで線を引いておき
ました。

ドライブプーリーの外周部よりかなり内側で
ベルトの移動が終わっています。物理的にこ
の位置がノーマルプーリーでの変速終了位置
となります。

ギヤ車に例えると5速まで入るのに4速まで
で走っているって感じになります。だから高
速時エンジン回転が高くなってしまいます。

今回のドライブプーリーは、ウエイトローラ
の移動距離を延長加工しているので、ドライ
ブプーリーの外周近くまでベルトを移動出来
る様になるみたいで、その分エンジン回転数
が下がるという訳です(^^)
ノーマルプーリーの内側です。
放射状にある6本の溝をウエイトローラーが
移動することにより変速を行います。

ノーマルでは、ウエイトローラの移動距離が
短いのです。
中心部の加工状態です。

上がノーマルのドライブプーリーで、下が星
野設計さんの加工ドライブプーリーです。

この部分の切削加工により低回転時はウエイ
トローラー位置がより下がり、ノーマルより
もドライブプーリーが広がってベルトが深部
へ落ち、結果ローギヤ化され、発進・加速が
向上します。
円周方向への加工状態です。

上がノーマルのドライブプーリーで、下が星
野設計さんの加工ドライブプーリーです。

ノーマルのドライブプーリーの変速終了位置
から数ミリですが、外側方向へウエイトロー
ラーの移動距離が拡張されています。

この僅かな差が、ドライブプーリー外周付近
までベルトを移動出来る様になります。

早速試走して来ました。走りだした瞬間から、これはヤバイと感じました。

加速が今までよりさらに強くなった感じです。アクセルを少し開いただけでアッ
と言う間に80km/hに(^▽^;)

高速での試走もしてみましたが、やはり回転数は少し下がっている様でエンジン
に余裕が出た感じになりました。

ただ、推奨されるウエイトローラー重量より若干重めの設定にしているので25
gx6個にしたら、もっと良くなるかも知れないです。

なかなか良いですヨ、これは(^^)



街乗りを考えると、まだ少し発進加速が弱い
気がしたので、再度ウエイトローラーの調整
を試みました。

過去当別サイトで、2ステップまでの重さな
ら混合可と書きましたが、正確には1ステッ
プを超える重さを混合してはならなかった様
で…(^▽^;)

今迄は、25g3個+27g3個で使ってい
たので、2ステップになってたんですね。

星野さんのプーリーが推奨しているウエイト
ローラの重さは、上記の通り24g~25g
の様ですが、以前25g6個で運用してたこ
とがあったんですが、燃費がちょっと落ちて
しまったのと最高速に達するまでが遅くなっ
たりしてたので、今回は単に1ステップ変え
ての組み合わせにするので、25gを中心と
して26gと24gを3個ずつ買ってみまし
た。

まぁ24gを使うことは無いと思いますが…
保険です(^^)

スカブに使えるウエイトローラーって市販で
は殆ど無いんです。唯一あるのは、やはり星
野さんの所です(^^) 国産品を精密機械で正
確に削って重さを揃えています。
25g3個と26g3個として、3gの減量です。果たして3gの差は誤差の内
なんでしょうか?

早速試乗です。町内一周(^^)

おっ、発進が俊足になったのがハッキリ分かります。3gの差ですが、凄く変わ
りました。時間的に高速側の確認は出来ませんでしたが、街乗りではかなり良い
感じになりました。

納車された当時のあのドンガメの様な発進は何だったんだろう・・・
( ̄へ ̄|||)


あと気持ちの問題かも知れませんが、エンジンの振動が少なくなった様な…
ウエイトローラーの重量差を1ステップとしたので、回転ムラによる振動が少し
改善されたのかも知れませんね。