ソーラーバッテリー チャージャー取り付け



普段あまり乗らないので、バッテリーの消耗が心配で、不定期ながらバッテリーの
補充電をしていました。

最近、ついで作業で現状における暗電流(待機電流)を計測したんですが、
0.105A程流れていました。通常だと0.03~0.05A程度とのことなので、倍の暗電流
が消費されていることがわかりました。

ただし、暗電流は後付の機器(ナビ、セキュリテイ、ETC等)により増加します。

搭載バッテリーサイズは、80Dなのでだいたい52Ah/5時間率の容量があります。
(満充電時)

上記の暗電流を元に計算すると、

バッテリー容量(Ah)×0.7÷暗電流(A)÷24h(バッテリー容量70%として)
52×0.7÷0.105÷24≒14日

よって、丸2週間乗らないとバッテリーを上げてしまうことになります。

対策としては、この暗電流分(0.105A)を補充電できれば良い訳です。

で思い出したのがソーラーバッテリーチャージャーです。実は結構前に良き先輩に
頂いていた中古品がありました(^^)

ソーラーバッテリーチャージャーの仕様を見ると、最大出力2W(17.5V)とありま
す。電流にすると、0.11A(最大)程です。まっ最大値なんで実際にはチョット足
りないんですが、無いよりかは良いかなってことと、一度配線をしておけば、本体
を高出力なモノに買い替えても設置が簡単になるので、設置することにしました。

薄曇りでも、12V以上は発電していました(^^)

ソーラーバッテリーチャージャー

サイズ 11x25.5x1.2cm(HxWxD)
重量 約196g
最大出力 2W
電圧 17.5V
このソーラーバッテリーチャージャーは、OEMなどもある様でよく使われているこ
とが分かりました。

中でも気になったのが、「逆流電流防止装置が無い」と言うことです。
症状としては、発電中を示すLEDが夜間でも光っていると言うものです。

この逆流電流防止装置が無いと、夜間発電しない時に車載バッテリーからの電気を
受ける形ちとなり、ソーラーバッテリーチャージャーで消費されてしまうことがあ
ります。よって、ソーラーバッテリーチャージャーには逆流電流防止装置が必須で
す。

本品は、夜間LEDは消灯していたので大丈夫だと思っていたんですが、念の為電流
計測した所、ソーラー面を遮断すると0Aとなりマイナス(逆電流)表示にはならな
かったので逆電流防止装置が付いている様でした。
ネット上では良く「ソーラーバッテリーチャージャーで充電は出来るのか?」と言
う記事を見ますが充電の内容を混同しているのかも知れませんネ。

ソーラーバッテリーチャージャーは、微小電流しか流せません。よって容量の減っ
てしまったバッテリーを復元するまでの充電は出来ません。その様な場面では、通
常のバッテリー充電器が必要となります。


 ソーラーバッテリーチャージャーの出力電流 0.1A(Max)
 バッテリーの通常充電に必要な電流(80Dサイズ) 5.2A
 ソーラーバッテリーチャージャーは、通常の充電器の1/50しかありません。


ソーラーバッテリーチャージャーは、上のイメージグラフの様に夜間消費される暗
電流分を日中の太陽光によって得られた電気で補い、一定の電圧を維持させるもの
です。なので毎日の様に車を利用さられる方には不要と思われ、自分の様に滅多に
乗らない様な方には、バッテリーの消耗をある程度抑えることは出来るアイテムだ
と思います。
バッテリーに接続したままの走行は大変危険と注意書きにあったので、既設リレー
のB接点がたまたま空いていたのでそこから分岐しました^^; これでイグニッシ
ョンキーをOFFにするとバッテリーとの接続が切れます(^^)
充電出来ているか、ちょっと調べて見ました。天気は朝から晴れでした(^^)

12.45V→12.55V→12.57V→12.55V・・・・

太陽の移動によって発生電圧が変わりますね。

電圧の上昇はあったので、使えると思います(^^)

以下バッテリー電圧に関する参考例

 
12.5V以上 良好(満充電)
 
12.4~12.0V 充電間近
 
11.9~11.7V 要充電
 
11.6V以下 即充電
 10.5V最終放電電圧(空っぽ)
 10.4V以下 過放電(ご臨終(-ノ-)/Ωチーン)



ちょっと補充電能力が足りないと思い、ソーラーチャージャーを新調しました。
5W 12V 携帯 ソーラーパネル

従来のものと比べて60%UPです(^_^)
現状での暗電流を計測してみたところ、0.05~0.08Aでした。
バッテリー容量は変えていて、今は90D 56Ah/5時間率になっています。

この暗電流を元に再計算をすると、

バッテリー容量(Ah)×0.7÷暗電流(A)÷24h(バッテリー容量70%として)
56×0.7÷0.07÷24≒23日
 ∴1ヶ月弱乗らないとバッテリーが上がる計算になりま
す。

バッテリー電圧を維持するには、この暗電流0.07A分を充電できれば良いのです。
(12.8V☓0.07A≒1.0W)

今回のソーラー充電器は5W出力ですが、天候により発電量は変わるので通常1/4Wと
するので、実際期待できる出力は1.25Wとなります。

数字上ではギリ放電量を上回っているので補充電はできるハズなんですけど^^;



12ヶ月点検をしたところ、バッテリー容量が60%となっていました。補充電が足り
ないようなので調べてみました。

バッテリー端子のところでのソーラーチャージャーからの電圧が低いことがわかり
ました。その時点でのソーラーチャージャー側端子では18Vを確認できたので、ど
こかで電圧降下を起こしているようでした。

あやしいところと言えば、中間に経由していたリレー及び接続端子。そこで新たに
バッテリー直で配線(2sq-W)を引き直し直結させることにしました。これでバッ
テリー側接続点で発電電圧が確認できました。

またソーラーパネルの取付けが車内側に傾斜していたので、外側に傾斜するように
付け直しました。発生電圧が17.77Vから19.53Vに向上しました(^_^)

メーカー説明では本体側に逆流防止ダイオードがあることになっていましたが、触
ってみてもダイオードがあるとは思えなかったので、バッテリー端子側にダイオー
ドを経由させました。