分解修理の時、フロント右側ロアアーム上に小 さな油脂跡を見つけました。 この直上にあるのはストラット。特にオイル漏 れは無いんですが・・・ |
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で、原因が分かりました。 イン側のドラシャブーツが破れ、中のグリース が流れ出ていました。 まず車検に通りません・・・ 修理には2通り、 ・ドラシャを抜いてブーツ交換 ・分割式ブーツを使って簡易修理 勿論面倒じゃない後者を選択です(^o^) |
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購入したのは徳重さんのスピージーです。 適応品番は、BAC-NA01Rです。 意外と、イン側の分割式ブーツって無い様で唯 一このシリーズにイン側の設定があったので選 択しました。 分割式と言えば要接着タイプですが、この商品 は非接着で結合部にスプリングが内蔵されてい てしっかりと嵌合できるしくみになっているよ うです。 内容物はプーツの他、固定バンド、グリース、 嵌合用潤滑剤、説明書となります。 https://www.sisuner.co.jp/products/ ちなみに、純正部品ではイン側はブーツのみの 購入ができず、色々な関連部品とのセット品番 となっています。 参考 イン側 :デフ(ミッション)側 アウト側:ホイール側 |
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ブーツを外してみると・・・ グリースがクリーム状になっていました。 雨天走行とかも当然してたので、雨水が侵入し て乳化してしまったのでしょうか? |
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まずは切れたブーツを外します。 カッターやニッパーを使って切り裂きます! あとはスルッとドラシャから外してポイッです ( ̄  ̄ )ノ” ⌒* ポイッ!イラン |
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通常であればここまで綺麗にしなくても大丈夫 だと思います。 今回はグリースが乳化していて潤滑不良になる のがイヤなのでパーツクリーナーを(1/2缶く らい^^;)使って綺麗にしました。 |
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と、思ったら・・・まだ切れたブーツの残骸が 残っていました。 |
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序に、固定バンドの外し方を・・・ バンドの両端に掛かるようにニッパーを当てる と切れます。 ダ○○ーニッパー、現役活躍中です(^o^)v 切れたバンドの端を持って外します。 |
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後はカッターで切り裂いて外すだけです。 ( ̄  ̄ )ノ” ⌒* ポイッ!イラン |
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付属のグリースを均等に充填します。 指でならしてだいたい平らにします。 ブーツが嵌るカップリング部に付けないように します。もし付いてしまったら良く拭いておき ます。 新品は色が違いますね(^o^) |
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パッケージの蓋の一部がグリースプロテクトに なています。切り取ってドラシャに付けてグリ ースがブーツに付かないようにします。 |
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本組みする前に、一度感じを掴むためにも組ん でみます。こうすることで嵌合部に潤滑剤を行 き渡らせることができます。 嵌合部の凹部に付属の潤滑剤(シリコーンオイ ル?)をサーっと塗って行きます。 太い方から順にまっすぐに嵌めて行きます。 最初はチョット戸惑うかも知れません。 組めたらまた太い方から割ります。 ※接着式ではないので、慌てなくて大丈夫です 再度凹部に付属の潤滑剤をサーっと塗っておき ます。 |
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ドラシャにブーツを嵌め、太い方から順に嵌合 して行きます。 大体1/2程度嵌合できたら、グリースプロテク トを外してカップリングに嵌めます。 |
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残りを嵌合します。 | |
バンドの結合部が、ブーツの嵌合部と合わない 位置にします。 バンドには向きがあります。ドラシャの前進回 転方向(緑矢印)に対して逆側(赤矢印)にロ ックする感じになります。 |
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バンド端を確実にカシメて完了です。 |
車検時、検査員から教えてもらったフロント左IN側のダストブーツのひび割れ、完 全に割れる前に交換しました。 こちら側もグリースは液状化していてダラーっとこぼれ出て来ました>< 乳化なのか、熱劣化なのか分かりませんが・・・ これでまた数年は大丈夫でしょう(^^) |