自宅の駐車スペースは、土+大きなガラで構成されていて、3次元的に 歪んでいます。 ガラとは、コンクリート片を細かく砕いたもので、旧家を壊した際出た ガラを撒いて埋めたのです(^^;) そんな中で日々車を上げたりしてメンテ作業をしているので、怖い怖い。 フロアージャッキも持っているけど、凸凹だし沈むしでまともに使えず もっぱらパンタジャッキで1輪毎の作業。4輪上げる時も1輪上げては ウマを掛けの繰り返しで上げている始末。 で、安全に快適にメンテが出来る様に地盤改良をすることに。 |
どうすれば良いか、考えてみた。 |
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まず思いついたのはコンクリート打設。 これはもう素人がやるレベルではない。 確かにしっかりした作りにはなるだろうけど、 車のメンテだけにこのコスパ(^^;) それに、乾燥までの間どこに駐車すれば良い のだろう・・・? |
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コンクリート平板を敷き詰める方法。 単価は安いけど、計算してみると結構な枚数 が必要になることが分かった。 当然価格も倍数に。 しかも波打ちを防ぐには、上と同じ位いの整 地レベルが必要 |
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考え方をリセット(^^;) 要するに安全にメンテが出来る様になれば良 いんだ(^-^) それに必要なのは・・・ 平らな地面と、フロアージャッキが沈まない こと。 水平は、タイヤ保護の為に予めコンクリート 平板を敷いているので、その水平を出すだけ でOK。 フロアージャッキは敷き板をすればOK。 これなら低予算でイケル(^-^) |
作業開始 |
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まずは水平出しです。 机の上程度のエリアなら簡単に水平を出せる けど、駐車スペースともなると・・・ で考えたのが昔からある水盛り法(^.^) これには水盛り缶と言うツールが必要なんだ けど、そんなもの買う気持ちはサラサラない。 そこで考えた。 ペットボトルとビニールホース(^-^) これで誤差はあるかも知れないけど即席水盛 り缶を作りました。 |
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基準となる棒を4隅に打ち込みます。基準と なるものなので、しっかりした棒で。 真ん中に水の入ったペットボトルを置いて空 気を抜いたホースを基準杭に当てがいチュー ブ内の水面位置で記しを付けて行きます。 ペットボトルの水面の高さとチューブ内の水 面の高さは同じであり、水平です(^.^) ※ペットボトルの水位が変わると水平が出な いので、ホースの接続口はボンド等で水漏 れしない様にすることが大事です。 |
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4本の基準杭に付けた記しから敷き板面まで 下げた所に本当の記しを付けます。 その記しと同じレベルになる様に敷き板を敷 設して行きます。 このレベルで見てみると、左右で10cm位 の差がありました!。 |
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さて、作業を始めましょう(^.^) 標準杭に記しを付けて既設のコンクリート平 板を外した所です。 平板が埋まっていた所を掘って4か所のレベ ルを合わせて行きます。 |
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平板の跡を掘っているの図(^^;) 100均のクワを買ったけど、ガラが多すぎて 早くも変形・・・ バールをハンマーで打ち込みながら崩しては掘 るの繰り返しでした。 イヤー、疲れた・・・ |
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こんな感じに仕上げます。 ウチの土は粘土質なのか、すごく固く締まるの で、掘った土の表面に当て板を置いてハンマー で叩いて転圧、平板が安定する様に砂も入れま した。 ジャッキポイントに敷く鉄板の下も同じ様にし ます。 |
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ジャッキポイントに敷く板、結構悩みました。 厚手の合板でもと考えたけど、いつかは腐って 自然に還ってしまいます(^^;) やはり荷重がかかるとこなんで、鉄板に。 確かに鉄板は錆びるけど、道路工事中の養生板 も鉄板だし錆び錆びのを見たことないんで、多 少の錆びはイイかなと。 板厚は悩んだけど、フロアージャッキの受け皿 部の厚みと同じ4.5mm厚を選択しました。 お蔭で1枚が重いこと重いこと(^^;) |
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述べ3日間かかりました(^^;) なんせ手持ちの道具がショボかったので、大分 時間を要してしまいました(^^;) これだけの作業で3日なんだから、上記1や2 の案をしていたら・・・・ |
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春になったので、スタッドレスからサマータイヤの交換に使ってみました。 すごくしっかりしていて安心して作業が出来ました。ガレージジャッキの前後移動も スムース。鉄板を選んで正解でした。 鉄板のサイズは、ガレージジャッキより一回り大きくしているので、前後左右の移動 が出来て位置合わせもし易かったです。 下地転圧と4.5mm厚鉄板効果で、車両を上げてもたわみはありませんでした。 メンテ箇所が砂利で不安定な方、手間はかかりますが参考になれば(^-^) ※ジャッキベースの鉄板は勿論水平設置が必要です。斜めになっていると、斜め方向 に上げることになるので最悪倒れたりして危険です。 |